ビッグクラブ所属に不可欠な「言語能力」
ビッグクラブに所属することはCLを勝ち取る可能性をより高めるが、選手はほぼ完全に成熟しきっていなければならない。多くの日本人選手たちは優れたテクニックやドリブルの能力を備えているが、ヨーロッパやアフリカの選手たちと比較すると、未だに大きなフィジカルの差がある。とりわけ、ミッドフィルダーやフォワードの選手以上にディフェンシブな選手たちにその差は顕著に表れている。
さらに、過小評価されがちなのがコミュニケーション能力である。他のチームメイトや監督、コーチと共通の言語でコミュニケーションを取ることは海外での成功に不可欠な要素である。細かい指示を理解することさえできれば、ほとんどのチャンスをものにすることができるだろう。
日本人選手たちが今シーズンのCL決勝戦進出を果たしたレアル・マドリードとユベントスのようなビッグクラブからオファーをもらうほどのレベルにならない限り、CL決勝の舞台でプレーする最初の日本人選手の姿を目にするまでにはまだしばらく時間がかかるだろう。
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