アーセナルはスカウト部門責任者を来月に辞任することが決定しているスベン・ミスリンタット氏の後任としてローマのモンチSD(スポーツディレクター)がリストアップしているかもしれない。現地時間22日、イギリス紙『インディペンデント』が報じている。
2006年からボルシア・ドルトムントのスカウト部で多くの有望株獲得に貢献してきたミスリンタット氏は2017年12月にアーセナルのスカウト部門の一員となったものの、わずか1年少しでクラブを離れることが決定している。
一方、モンチSDは2017年4月にセビージャ退団を表明し、ローマと4年契約を締結。一昨夏にはドイツ代表DFアントニオ・リュディガーやエジプト代表FWモハメド・サラー、そして昨夏にはオランダ代表MFケビン・ストロートマン、MFラジャ・ナインゴランなど主力を放出し、有望株の獲得を行ってきており、昨季はチャンピオンズリーグ(CL)でベスト4入りを果たしている。
ただ相次ぐ主力の放出に一部のサポーターから反発を買っているとも伝えられている。それでもファイナンシャル・フェアプレー(FFP)を考慮する形でクラブの財政の改善を図っている同SDの萌出をローマは考慮していないようだ。
なおモンチSDは昨年にもバルセロナや移籍市場で有力選手の獲得が相次いで失敗に終わっているマンチェスター・ユナイテッドなどが招へいを画策していると取りざたされていた。そんな同SDは今夏までにトルコ代表FWジェンギス・ウンデルを放出することを視野に入れている可能性が高いが、果たして自身の去就には変化が見られるのだろうか。
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