かつてインテルとミラン両クラブの在籍経験を持つアントニオ・カッサーノ氏はインテルのアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディとミランのアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインを比較しているようだ。現地時間13日、イタリアメディア『スカイスポーツ・イタリア』が伝えている。
ミラノに身を置く2人のストライカーはともに去就不透明な状況にある。イカルディはインテルとの契約延長交渉が難航しているものとみられ、同選手の妻であり、かつ代理人を務めるワンダ・ナラさんが国外4クラブが関心を示していると公言している。
一方イグアインは昨夏にユベントスからミランへ1年レンタルで加入したものの、ミランがファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の問題を抱えていることもあり、今冬でのレンタル打ち切りを検討している模様。またナポリ在籍時の恩師であるマウリツィオ・サッリ率いるチェルシーが同選手の獲得に乗り出していると伝えられている。
その中、カッサーノ氏は両選手の去就問題の理想的な決着方法として「もし僕が魔法使いであるならば、イグアインをミランから放出してインテルにはイカルディに替わる存在としてイグアインを加えるだろう」とコメント。
また同氏は「ピピータ(イグアインの愛称)は素晴らしきチャンピオンだ。もしイカルディがインテルを去ることを望むならば、彼に対してさようならと言うだろう」とイグアインを称賛する一方で、以前から不満を抱いているイカルディに対しては冷酷な言葉を残した。
ただ現時点でイグアインがインテルに加入することは想像し難い状況にある。今後の両選手の動向に引き続き注目が集まる。
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