世界中の多くのスター選手たちが順風満帆なキャリアを送っているわけではなく、ビッグクラブに加入したものの、ポテンシャルを発揮しきれずに退団してしまうことは少なくない。今回はリバプールにフォーカスし、同クラブを離れてから飛躍した選手たちをご紹介する。
ハビエル・マスチェラーノ
現所属:河北華夏幸福
2007年にリバプールへ加入したマスチェラーノ。国際サッカー連盟(FIFA)の規則によりドタバタとした加入になったが、加入直後から実力を発揮しすぐにレギュラーへ定着。敗れはしたものの、ミランとのチャンピオンズリーグ(CL)決勝にも出場し重要な役割(カカやクラレンス・セードルフ封じ)をこなしている。順調な活躍を見せていた2010年にバルセロナへと加入。中盤ではセルヒオ・ブスケツの控えという扱いだったが、CBにコンバートされると覚醒。新し時代のディフェンダーとして、数多くのタイトルを獲得した。
ラヒーム・スターリング
現所属:マンチェスター・シティ
2010年にユースチームをリバプールに移し、2012年にプロデビューを果たしたスターリング。2シーズン目から出場機会を増やし、3シーズン目からは主力として定着するも契約延長を拒否するなどサポーターとの関係が悪化。2015年にマンチェスター・シティへと移籍を果たしている。2016年にジョゼップ・グアルディオラが監督に就任すると、プレーの幅を増やし成長。得点力も着実につけている。
スソ
現所属:ミラン
2010年にリバプールのユースチームに入団。2012年にプロデビューを果たしている。ただ、スターリングのように出場機会をつかむことはできず、2013/2014シーズンにアルメリアにローンで加入し翌シーズンにミランへ完全移籍を果たした。半年間ジェノアにローンで加入しミランに復帰すると、右サイドで欠かせない存在に。ミランが記録する多くのゴールは彼の左足から生まれている。
イアゴ・アスパス
現所属:セルタ・デ・ビーゴ
セルタのBチームでプロデビューを果たし、2008年にトップチームに昇格。2011/2012シーズンには23ゴールを記録し、1部昇格に大きく貢献している。2013年にリバプールに加入したアスパスだが、出場機会は得られずセビージャで1年間ローン生活を送るとセルタへと出戻っている。セルタに復帰したアスパスは得点力をいかんなく発揮。昨シーズンは22ゴールを挙げ4位、今シーズンもここまで10ゴールを挙げゴールランキング4位にランクインしている。リーガ屈指の攻撃力を誇るセルタを中心選手として支え、代表にも再び招集されている。
ルイス・スアレス
現所属:バルセロナ
リバプールで圧倒的なストライカーとして君臨し、2013/2014シーズンにはシーズン31ゴールを記録するなどリーグ屈指の点取り屋として名前を轟かせたスアレス。引き抜かれる形で2015年にバルセロナに加入している。すると、新加入選手が順応するのが難しいチームではあるが、見事にフィットするとネイマール、リオネル・メッシとともにMSNと呼ばれる破壊力抜群の攻撃ユニットを形成した。2015/2016シーズンには40ゴールを記録し、メッシ、クリスティアーノ・ロナウドを抑えて得点王に輝いている。
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