Jリーグ

海外挑戦実現へオファーが… 今冬海を渡るかもしれないJリーガー4選

今季のJリーグも全日程が終了し、今は各クラブの移籍情報に焦点が当てられている状況だ。今回はその中でも今冬海外移籍の可能性がある選手を紹介する。


昌子源

所属クラブ:鹿島アントラーズ
ポジション:DF
年齢:26
移籍先候補:トゥールーズ

今季はキャプテンとして最終ラインからチームを支え、クラブ創設以来初となるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)制覇に大きく貢献した。その昌子を巡っては、以前から海外移籍の可能性が伝えられていたが、リーグアンのトゥールーズが今冬獲得へ正式なオファーを提示。今夏にも海外からオファーが届いていたものの、その時は鹿島アントラーズでのタイトル奪取を目標にしていたためオファーを断っていた。ただ本人は海外挑戦を行う構えを示しており、今回のオファーに対してはアントラーズ側も容認するものとみられる。


伊東純也

所属クラブ:柏レイソル
ポジション:FW
年齢:25
移籍先候補:フォルトナ・デュッセルドルフ

柏レイソルが誇るスピードアタッカーとしてここ3シーズンで一気に頭角を現した伊東純也は、昨季の柏レイソル上位躍進に大きく貢献。そして昨年末に行われたE-1サッカー選手権(東アジア選手権)で日本代表に初選出されていた。ただ今季はチームがシーズン序盤から低迷し、終わってみれば勝ち点39でJ2降格となっている。その中、伊東にはブンデスリーガで最下位に沈んでいるフォルトナ・デュッセルドルフが約1億円の移籍金で獲得オファーを提示したと伝えられている。ただこの移籍金を巡って、柏レイソル側の要求金額と開きがあるものとみられ、今後の交渉の行方に注目が集まる。


小池龍太

所属クラブ:柏レイソル
ポジション:DF
年齢:23
移籍先候補:ベルダー・ブレーメン

従兄に現在ポルティモネンセで大ブレイク中の日本代表FW中島翔哉を持つ小池龍太は、JFL所属のレノファ山口でキャリアをスタートさせる。そして昨季に当時柏レイソルを率いていた下平隆宏監督の目に留まりJ1へのステップアップを果たすと、豊富な運動量を武器に一気に主力に定着。日本代表にこそ招集されていないもののJリーグ屈指のサイドバックに上り詰めている。その小池には今夏にもドイツの複数クラブが獲得に興味を示しているが、今冬になり新たにブレーメンがスカウトを派遣するなど動向を注視しているようだ。柏レイソル首脳陣としては、ストロングポイントである右サイドで伊東、小池両選手が退団となると大きな痛手を負うことになるだろう。


権田修一

所属クラブ:サガン鳥栖
ポジション:GK
年齢:29
移籍先候補:ポルティモネンセ

元日本代表FW本田圭佑が経営参画しているSVホルンで2016年の1年間プレーした経験を持っている権田修一は2017年に海外クラブからのオファーが届かずサガン鳥栖に加入。そのサガン鳥栖では今季得点力不足により低迷する中、多くの好セーブでチームを救い見事J1残留に大きく貢献している。来季もサガン鳥栖でのプレーが濃厚と思われていたものの、12月中旬に入り現在日本代表FW中島翔哉が所属しているポルティモネンセが正式オファーが届いた模様。本人も海外挑戦への思いは強いものとみられ、今後同選手を取り巻く状況で急展開を迎える可能性があるかもしれない。