Jリーグ 松本山雅

「新たな歴史の1ページ」大混戦のJ2制した松本山雅を村井満チェアマンが祝福

 上位陣が大混戦の中、見事J2リーグ初優勝という偉業を成し遂げた松本山雅FCに対して賛辞の言葉を送っている。

 17日に行われたJ2リーグ・最終節では1位の松本山雅から4位の横浜FCが勝ち点3差以内で迎えるなど、史上稀に見る激戦となっていた。松本山雅はホームに徳島ヴォルティスを迎えたものの、得点をあげることができず苦しい試合展開に。

 他会場で続々と試合が動く中、スコアレスドロー(0-0)で終わったものの、2位大分トリニータに勝ち点1差をつけ、見事クラブ創設以来初となるJ2リーグタイトルを手に入れている。

 この快挙に村井チェアマンは「松本山雅FCの皆さん、2018明治安田生命J2リーグ初優勝、そしてJ1昇格おめでとうございます。例年以上に接戦が繰り広げられた明治安田生命J2リーグにおいて、優勝の栄冠を勝ち取ることができたのは、2012年より指揮を執る反町康治監督の采配のもと、J2リーグ最少失点を誇る安定した試合運びを重ねた努力の賜だと思っております」

 「そして、ホーム・アウェイを問わず常に「全緑」で応援してくださるファン・サポーターの皆さまの後押しこそが、優勝に近づく大きな要因になったことは言うまでもありません。本日の優勝は松本山雅にとっても忘れることのできない、新たな歴史の1ページとして心に刻まれることでしょう」

 「松本山雅のホームスタジアム、サンプロ アルウィンはいつ訪れても私たちを熱く、そして温かな雰囲気で迎え入れてくれます。試合経過にとらわれず絶えることなく響き渡るピッチサイドの声援は、一度聞くと忘れられないほどの感動を覚えます」

 「家族のような温かいおもてなしを感じることができるスタジアム周辺の雰囲気は、すべてのファン・サポーターに体感してほしいと心から思わせるものであり、クラブとホームタウンの皆さまとの絆の深さを強く感じます」

 「来シーズンは2015年以来のJ1リーグでの戦いとなりますが、さらに磨きをかけた松本山雅にとって飛躍の1年になることを期待しております」とコメントを発表している。

 ホームの大観衆の前で優勝を果たした松本山雅の選手、監督、クラブスタッフはすでに視線を来シーズン戦うJ1の舞台に向けていることだろう。