リーグ・アン ニース

元悪童バロテッリの去就についてニース指揮官が語ったことは?

 ニースのパトリック・ビエラ監督がイタリア代表FWマリオ・バロテッリの去就について言及しているようだ。11日、フランスメディア『Canal+』がこれを伝えている。

 バロテッリの去就を巡っては、今年5月に昨季限りでの退団を明言しており、イタリア国内のクラブやマルセイユなど複数クラブが獲得に関心を示していた。しかし、クラブとの契約期間が2019年夏まで残っていることから、同選手の代理人を務めるミノ・ライオラ氏が今夏退団を主張しているものの、クラブ側がこれを認めていないと伝えられていた。

 またニースは日本時間12日未明に行われたリーグアン第1節・スタッド・ランス戦で0-1と敗れているが、この一戦でバロテッリは招集メンバーから外れている。同選手の去就についてパトリック・ビエラ監督は試合後のインタビューにて「彼は移籍を望んでいる。ここにとどまることはないだろう」とバロテッリの今夏退団を明言。

 さらに同監督は「非常に複雑かつ難しい状況だ。クラブは彼がここを離れるためにできることは何でもやろうとしている」と語っており、移籍先が不透明であることを示唆している。

 なおバロテッリとクラブの契約には1000万ユーロ(約13億円)の契約解除条項が付帯されている模様。また同選手には当初今季セリエAに昇格しているパルマが興味を示していたものの、高額年俸を支払うことができないとして獲得を見送っている。