
ミランへ加入したゴンサロ・イグアイン 写真:acmilan.com
ユベントスはイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチの復帰、ミランはアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインとイタリア代表DFマッティア・カルダーラの獲得を3日未明に公式発表した。
イグアインの去就を巡っては、ユベントスがこの夏にレアル・マドリードからポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの獲得を決めており、同選手とポジションが被ることもあり放出対象と報じられていた。
またボヌッチについては、昨夏にユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督との確執が表面化したことによりミランへ4200万ユーロ(約55億円)で電撃移籍を果たしており、そのミランでキャプテンとしてチームをけん引していたものの、今夏のオーナー交代の可能性も含めてクラブの先行きが不透明であることに対する不安から退団を希望していた。そのミランはボヌッチのユベントス移籍に伴い、交換要員として今夏にユベントスに正式に加入したばかりのカルダーラの譲渡を要求していた。
複数のイタリアメディアの報道によると、イグアインは移籍金1800万ユーロ(約23億円)による1年間のレンタルに加え、3600万ユーロ(約47億円)の買い取りオプションが付帯されている。またボヌッチとカルダーラは両選手ともに3500万ユーロ(約46億円)と評価されていることから、移籍金の発生しないトレードとなっている。
今回の両クラブ間における大型トレード実現はミランの新ストライカー獲得とユベントスのファイナンシャル・フェアプレー(FFP)抵触回避に向けた資金捻出という点で両クラブともにメリットがあるものの、サポーターは複雑な心境にあるかもしれない。
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