これまでに8人の外国人監督を登用してきた日本サッカー協会(JFA)。どの監督も、日本代表をより高みへと導くために精一杯の指導を行ってきた。今回はそれぞれの監督が、現在何をしているかをご紹介する。
ハンス・オフト
日本代表監督就任期間:1992年~1993年
現在の活動:スペイン移住
日本代表初の外国人監督となったオフト。ドーハの悲劇などを体験し、1993年に退任して以降はJリーグの監督としても活躍。ただ、2009年を最後に監督業を離れ、スペインへ移住し余生を楽しんでいるようだ。
パウロ・ロベルト・ファルカン
日本代表監督就任期間:1994年
現在の活動:フリー
日本代表監督を退任してから、ブラジルのテレビ局で解説者として活躍したファルカン。2011年に母国ブラジルのインテルナシオナルで監督業に復帰すると、2016年まで継続。現在はフリーとなっている。
フィリップ・トルシエ
日本代表監督就任期間:1998年~2002年
現在の活動:実業家
日本代表を初のワールドカップ決勝トーナメントに導いたトルシエは、退任後に日本の各世代別代表を指導。その後も各国代表チームを率いている。2015年を最後に監督業から離れると、2014年に始めていたワイン造りにより力を入れている。2006年にイスラム教に改宗したことでも有名だ。
ジーコ
日本代表監督就任期間:2002年~2006年
現在の活動:フリー
日本代表を3大会連続のW杯出場に導いたジーコ。退任後は欧州クラブやイラク代表監督などを歴任。インディアン・スーパーリーグのゴアを率いて以降はフリーとなっているが、チャリティーマッチに参加するなど積極的に活動している。
イビチャ・オシム
日本代表監督就任期間:2006年~2007年
現在の活動:病気療養中
脳梗塞に倒れ、惜しまれながらも日本代表監督の職を退任したオシム。2008年にJFAとアドバイザー契約を結んでいる。同年に契約を満了すると翌年に帰国。ボスニア・ヘルツェゴビナのサッカー協会の改善に努めた。現在はインタビューなどに応じながら、療養に務めている。
アルベルト・ザッケローニ
日本代表監督就任期間:2010~2014
現在の活動:アラブ首長国連邦代表監督
数々の強豪国を相手に善戦し、日本サッカー界に大きな反響を与えたザッケローニ。2014年に日本代表監督から退任すると、1年の休養を挟んで北京国安の監督に就任。レストランなどの経営も行っているが、2017年にUAE代表監督に就任した。
ハビエル・アギーレ
日本代表監督就任期間:
現在の活動:エジプト代表監督
ザッケローニの後を継いだアギーレはレアル・サラゴサの監督をしていた2011年5月のレバンテ戦での八百長疑惑で2015年2月に日本代表監督の契約を解除される。その後はアル・ワフダの監督を2017年まで務め、エジプト代表監督への就任が8月1日に発表された。
バヒド・ハリルホジッチ
日本代表監督就任期間:2015年~2018年
現在の活動:フリー
ロシアW杯の2ヵ月前というタイミングで日本代表監督に職を解かれたハリルホジッチ。この出来事は世界中で大きな話題となった。ハリルホジッチは自身の名誉を回復するためにJFAを提訴している。アルジェリア代表監督への復帰が噂されたが、アルジェリアサッカー連盟が破談を認めている。
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