日本代表DF吉田麻也、試合後コメント「前回大会の反省を踏まえて」

ロシアワールドカップ・グループH第1戦日本代表対コロンビア代表が19日に行われ、日本代表が2-1と勝利を飾った。日本代表の吉田麻也が試合後に残したコメントをご紹介する。
（取材：河治良幸　文：編集部）

勝因で一番大きかったのは？

うーん、一番大きかったのは...。1つをピックアップするのは難しいですけど、相手が退場して、PKを取れて得点できたっていうラッキーな部分はありますし...。今、何ー何ですか？（セネガルの試合を記者に聞く）...もありますし。あとはやっぱり前回大会で先制して受け身になってしまったところを強気に行こうというところも、まあ前半少しちょっと引き気味になりましたけど、後半すごくよくなったんじゃないかと思うし、追加点が取れたってのも大きかったですし、同点になってからね、もう1回点を取りに行ったっていうのも非常によかったんじゃないかなと思います。

攻めていたが点が取れずに苦しい展開だったが？

まあ焦らないように。前がかりになりすぎてカウンターを食らわないように、1-1でも最悪OKっていうくらい割り切ってやってました。僕も個人的には、それも伝えてましたしね。1-1になった時にも、仮に2-2になったとしても焦らずにやろうと声かけてましたし、ただ、2点目取れたのホント大きかったですね。

ファルカオ潰しはうまくいったが？

足元に入るところに関しては非常にファウルを奪うのがうまい選手なんで、注意しなければいけないと。逆に言うと下がってクサビなんかあまり脅威ではなかったし、シンプルにやってくるんで。大事なのはボックスに入ってきてからのところだったので、そこにボックスにいいボールを上げさせなかったっていうのが１つのいいところで。相手もハメスも出てなくてってのもあったんですけど、いろんな要因はあると思いますけど、そこが1つよかったなと。ただ結局、ファルカオにファウル奪われて、課題のセットプレーから失点してしまったので、そこはもちろん次に向けて修正しないといけないところです。浮足立たずに1勝しただけなんで、次に向けていい準備をしたいなと思います。いいリカバリーといい対策を練ってやりたいなと思います。

次戦、この方向でやっていけばセネガル代表にも勝てる？

もっと自信持って、もっと自分たちのよさ、1人1人が特徴を出せるような戦い方をしなければ、次は難しくなると思うんで。もっと岳が前向いてボールを受けるとか、真司が間でボール受けれるように、元気と乾がサイド1対1をできるような形を作り出せるようにしたいなと思います。後ろは引き続き、硬く硬く守っていきたいなとは思います。

1-1の後半は得てして意思統一がしにくいが、今日はどういうコミュニケーションを？

前回大会の反省を踏まえて声が伝わりづらい、指示通りづらい、コミュニケーション取りづらいってのはもう分かっていたんで、まあ各駅で、僕から岳とハセさんとか、僕から乾とか元気に伝えるのは非常に難しかったんで、まあそれがうまくできたかなと。ハーフタイムの話し合いもすごくよかったなと思います。まあ何よりもいい準備をしてきたんで、慌てることがなかったってのが大きいなと思います。

（自身）代表入りから7年でワールドカップ初勝利？

いや、長かったなってホント思いますけど（笑）。すごく嬉しかったですし、みんなと喜びを爆発させたかったんですけど、ドーピング（検査）になっちゃったんで（苦笑）、そこだけがちょっと残念ですけど、次また勝って次、喜びたいですし、ある意味、ドーピング（検査）で落ち着いて客観的に試合を振り返れて、次に向けての考えも非常にできたんで、まあこれも何かのメッセージかなと思って。

苦手だった南米勢に初めて勝ったのは自信につながる？

正直、コロンビアはもっと来るかなと思ってたんで。まあ退場したっていうのも影響してると思いますけど、そうは言ってももうちょっと危ないシーンを沢山作られるんじゃないかなっていう準備はしてたんですけど。昨日言った通り、いろんなシチュエーションを想定して準備してきたんで、僕だけじゃなくて、いろんな他の選手もパニックに陥らなかったっていうのは非常によかったですね。