代表チーム エジプト代表

ウルグアイ、サラー欠場エジプトに大苦戦も終了間際にドラマ

 ワールドカップ・ロシア大会・グループAのエジプト対ウルグアイが日本時間15日21時からエカリテンブルク・アレーナで行われ、ウルグアイが1-0で勝利を飾った。

 エジプトのエクトル・クーペル監督は日本時間5月27日未明に行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝のレアル・マドリード戦で左肩を負傷したリバプールのFWモハメド・サラーを先発起用せず、ベンチスタートとする。

 一方ウルグアイはパリ・サンジェルマンのFWエディンソン・カバーニ、バルセロナのFWルイス・スアレスという欧州屈指の点取り屋2選手が先発メンバーに名を連ねたほか、最終ラインではアトレティコ・マドリードのDFディエゴ・ゴディンとDFホセ・マリア・ヒメネスがピッチに立つ。

 立ち上がり、互いにポゼッションを図ろうとする姿勢を打ち出す中、ウルグアイは7分にカバーニがペナルティエリア手前からエジプトDFを引き付けてグラウンダーのシュートを放つもこれはGKモハメド・エル・シェナウィが落ち着いてキャッチする。一方エジプトは11分に味方からの浮き球をペナルティエリア内でMFトレゼゲがコントールを試みゴディンを背負いながらシュートを放つも、力弱くこれはGKフェルナンド・ムスレラが収まる。

 ウルグアイはエジプトの2ライン間のスペースや右サイドを使いながらアタッキングサードに入り込むものの、ルイス・スアレスやカバーニがボールを持たせてもらえず、特にルイス・スアレスはポジションを下げてボールを受ける場面が目立つ。一方エジプトは自陣からのカウンターで対抗するものの、ウルグアイの素早い帰陣や強固な守備に苦しむ。

 互いに守備陣が奮闘し、大方の予想に反して拮抗した試合展開となる中、ウルグアイは22分、右サイドからのCKがボックス中央エジプト守備陣に当たり、そのこぼれ球をファーサイドで待っていたスアレスが押し込みネットを揺らすも、オフサイドの判定に遭う。28分にはインテルのMFマティアス・ベシーノが遠い位置からロングシュートを放つも枠を捉えることはできない。

 局面の打開を図りたいウルグアイは37分に自陣からゴディンが自らペナルティエリア手前までドリブルで持ちあがり、ペナルティエリア内のスペースに流れ込んだMFジョルジアン・デ・アラスカエタにパスを出したものの、足元に収まらずそのままゴールラインを割る。

 その後も再三に渡り右サイドも裏のスペースを突いたウルグアイだが、クロスの精度を欠きフィニッシュで終えることができず、エジプトも終了間際にロングカウンターから敵陣まで迫るもののシュートを放つことができない。

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