プレミアリーグ リバプール

DR.TRIBE【試合診断書】CL準決勝2ndレグ ローマ対リバプール

大会:チャンピオンズリーグ
カード:ローマ対リバプール
スコア:4-2
【分析内容】
・マン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)
・ザ・ハード・ワーカー(THW)
・モースト・ディサポティング・プレーヤー(MDP)
・両チーム監督
・主審

ローマMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):対象者なし

ローマTHW(ザ・ハード・ワーカー):ラジャ・ナインゴラン

9分に失点に直結するパスミスを犯したが、彼の気持ちが折れることはなかった。試合終盤まで走り続け2得点。貢献度は高かっただろう。

ローマMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):ラジャ・ナインゴラン

THWに続き、こちらもナインゴラン。誰しもが彼のパスミスが無ければと思ってしまうのもしょうがないだろう。本人が1番強くそれを感じているはずだ。

リバプールMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):サディオ・マネ

ピッチ上で最高の選手だった。フロレンツィを圧倒しサイドで躍動。ボールを持った時だけでなく、守備時のポジショニングやボールを引き出す動きも巧みだった。

リバプールTHW(ザ・ハード・ワーカー):アンドリュー・ロバートソン

ウンデルが入ってローマが4トップになってから、1度だけ裏への抜け出しを許すシーンがあったが、それ以外では攻守に好パフォーマンスを披露。マネとともに左サイドを制圧した。

リバプールMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):トレント・アレクサンダー・アーノルド

エル・シャーラウィに苦戦。ファウルで止めるなど対応が不安定だった。ローマのストロングサイドであることも影響しただろうが、明らかに後手を踏んでいた。

ローマ監督:エウゼビオ・ディ・フランチェスコ

前に人数を置いて、ジェコ、シックへのロングボールでリバプールの最終ラインにプレッシャーを与え続けた。不運な形から失点したものの、サイドを起点にクロスを中心にリバプールゴールへ迫り、最終的なスコアは4-2。サラーに引っ張られる形でマネにスペースを突かれる場面が目立ったが、デ・ロッシのポジションを下げることで、徐々に修正。攻めた後のデ・ロッシのスペースを使われる問題も解決した。後半はアタッカーを増やして4-2-4で攻撃。リバプール撃破まであと少しだった。

リバプール監督:ユルゲン・クロップ

相手のミスを突いて敵地で先制する、最高の形で試合に入ることができた。前半はジェコへのロングボールや縦パスをファン・ダイクとロブレンで封じつつ、ディフェンスラインを高めに保ち、中盤の選手もそこへのパスコースを切る形でポジショニングを取りながら、ディフェンスとのライン間をコンパクトに保つことで、ローマに効果的な崩しを許さなかった。後半、特にウンデル投入後にローマが4-2-4にシフトしてからは、試合を支配され、クラバンを入れた3バックも効果がなかったことは懸念材料。それでも彼らを止めることは容易ではなく、決勝ではレアル・マドリードを大いに苦しめるだろう。

主審:ダミル・スコミナ

決定的な場面でのジャッジミスが多すぎた。お互いにPKを与えられるべき場面は1度ずつあり、特にアレクサンダー・アーノルドのハンドを見逃した場面は、試合の結果を変えかねない、極めて重大なミスだった。審判のミスジャッジは偉大な勝利に疑問や不満を生じさせてしまう。誰にとってもプラスにならない。


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