日本時間25日に行われたチャンピオンズリーグ準決勝1stレグ リバプール対ローマ。
今回は試合におけるマン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)、ザ・ハード・ワーカー(THW)、モースト・ディサポインティング・プレーヤー(MDP)を選出し、監督と主審についての分析、評価をする。
リバプールMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):攻撃陣
サラーとフィルミーノがともに2ゴール2アシストと大活躍。圧倒的なスピードと精度を誇る強力な攻撃陣に対応するのは不可能だった。
リバプールTHW(ザ・ハード・ワーカー):中盤3選手
ヘンダーソンを中心にミルナー、ワイナルドゥムがピッチを駆け巡り、ローマの中盤に時間を与えなかった。ピッチ全体を激しいプレスでカバーし、多くの球際の戦いに勝利している。
リバプールMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):ダニー・イングス
交代したサラーと比較するのは酷かもしれないが、ローマに与える攻撃の脅威を半減させてしまった。
ローマMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):エディン・ジェコ
ポストプレーには安定感があった。試合終盤に反撃の狼煙を上げる得点。チームに勢いを与えると共に、2ndレグに望みをつないだ。
ローマTHW(ザ・ハード・ワーカー):ラジャ・ナインゴラン
セカンドボールやルーズボールを回収するも、ヘンダーソンとミルナーに囲まれ潰される場面も目立った。しかし、要所では光るプレーを見せ。ジェコへのアシストも記録した。
ローマMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):コスタス・マノラス
フィルミーノへの対応は問題あり。軽さを見せる場面や、サラーに食いついてフリーにする場面が目立った。
リバプール監督:ユルゲン・クロップ
怪我人続出の中、少ないメンバーで確実にチームを完成させた手腕は評価に値する。サラーを攻め残りさせたカウンター攻撃の練度は世界一だろう。試合終盤のゲームマネジメントは課題が残るが、手駒の少なさを考えれば致し方ないか。
ローマ監督:エウゼビオ・ディ・フランチェスコ
ハインラインの3バックは失敗に終わった。中盤を制したかったが、中盤を省略されることが多く、リバプールの攻撃に対してフィルターを掛けることもままならず、素早いリバプールの攻撃に対して、スライドも追いつかなかった。ファーストボールホルダーへのサポートが少なく、孤立してロストの場面が目立つなど選手の距離感は悪く、ボールを握れない時間が続き5失点。ゴナロン、ペロッティの投入で2点を返せたことが唯一の希望だろう。
主審:フェリックス・ブライヒ
リバプールの先制点はヘンダーソンのジェコに対するファールが見逃されてうまれた。オフサイドも見逃されるなど、試合を大きく左右する誤審が目立った。
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