19日に行われたリーガ・エスパニョーラ第29節、バルセロナ対アスレティック・ビルバオ。
今回は試合におけるバルセロナのマン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)、ザ・ハードワーカー(THW)、モースト・ディサポインティング・プレーヤー(MDP)を選出し、バルセロナの監督とレフェリーについての分析、評価をする。
バルセロナMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):リオネル・メッシ
1ゴールを記録し、それ以外でもメッシはメッシだった。説明の必要がない。
バルセロナTHW(ザ・ハード・ワーカー):イバン・ラキティッチ
フットボールIQが極めて高い選手。それをこの試合でも存分に発揮した。セルジオ・ブスケツが欠場したこの試合では、アンカーとして攻撃を操るとともに、カウンターの芽を摘みピンチを未然に防いだ。
バルセロナMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):対象者なし
ビルバオMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):アンデル・イトゥラスペ
後半から彼が出場したことにより、流れがアトレティック・クラブに傾いた。バルセロナが自らペースダウンしたことも影響しているが、中盤でのイトゥラスペの貢献度は見逃せないレベルだった。
ビルバオTHW(ザ・ハード・ワーカー):エンリク・サボリト
チームトップタイの4インターセプトと、3つの成功タックルを記録。守備で奮闘した。
ビルバオMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):ベニャ
バイタルエリアをいいように使われてしまい、前半だけの出場にとどまった。持ち味の正確な右足を披露する場面が少なく、ベティス時代のような輝きを放つことができなかった。
バルセロナ監督:エルネスト・バルベルデ
早い時間帯に先制点を奪うことができ、楽に試合を進めることができた。しかも得点を決めたのが先発に抜擢したパコ・アルカセルだったことも、現在のチームの充実感を表している。後半は2点のリードもあり少しペースを落としてプレー。ラキティッチとパウリーニョの中盤セントラルもバランスがよく、スキを作らなかった。古巣相手に盤石な内容だった。
ビルバオ監督:ホセ・アンヘル・シガンダ
ある意味では判定に泣かされた。オフサイドだった先制点が入っていなければ、もう少し違った展開になっていただろう。後半のカードの切り方は巧みで、出た選手たちが皆活躍した。前半はもう少し積極的にプレーしてもよかったかもしれないが、結果的にはミケル・リコの不在が大きな違いを生んでしまった。
主審:ハイメ・ラトレ
先制点はアルバが明らかにオフサイドであり、後半のアドゥリスの抜け出しはオンサイドだった。試合を決定づける判定であり、バルサがこれにより勝利を収めたとまでは言えないが、アトレティック・クラブに精神的なダメージを与えたことには違いない。
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