Jリーグ 浦和レッズ

中島翔哉ベンチ外の東京ヴェルディ戦で異変…5連敗・浦和レッズの深刻な問題とは?

浦和レッズのホームである埼玉スタジアム 写真:アフロスポーツ

 浦和レッズは12日に行われたJ1百年構想リーグで、東京ヴェルディにPK戦の末に敗れ、5連敗を喫した。この一戦では、前節の川崎フロンターレ戦中に「ペットボトルフリップ」で注目を集めていた元日本代表MF中島翔哉がベンチ外となったが、他にも埼玉スタジアムでの”異変”が話題を呼んでいる。

 この日の観衆は29,530人。3万人を割り込んだ。埼玉スタジアムのキャパシティはおよそ63000人。その半分にも満たない数字が、現在の浦和を取り巻く空気を如実に物語っている。バックスタンドとゴール裏の一部エリアには空席が目立ち、その様子を収めた複数の画像がXで拡散している。さらに深刻なのは、PK戦を前にスタジアムを後にするサポーターの姿が相次いで目撃されたことだ。「勝負の行方を最後まで見届けない」という選択が、これほどの規模で起きるのは尋常ではない。

 今季の浦和の失速は数字が証明している。直近5試合で1勝4敗、そして今節の敗戦で5連敗。その連敗期間中に起きたのが、川崎戦での中島による「ボトルフリップ」だ。試合中にベンチで飲料ボトルを宙に回転させ着地させる行為に興じる動画が拡散し、ネット上では同選手に対する否定的なメッセージが次々と寄せられる事態に。動画はすでに削除されているが、事態が収束したとは言い難い。今節ではベンチ外という判断が下されたが、これがペナルティなのか、それとも単なるコンディション不良なのか、はたまた戦術上の決断なのか——マチェイ・スコルジャ監督から明確な説明は出ていない。

 成績不振が続くなか、スタンドの空席が拡大し、PK戦を待たずに帰路につくサポーターが現れる。この現象を「ただの連敗疲れ」と片付けるのは、あまりに楽観的に過ぎる。クラブとサポーターの間に生じた「信頼の亀裂」は、勝利ひとつで埋まるような浅いものではないとみられる。

 目先の結果のみならず、補強方針や中長期計画を巡っても一部からフロントに疑問の視線が向けられている。空席は、今のフロントへの「答え」かもしれない。