
2025明治安田J1リーグを5位で終えたヴィッセル神戸。クラブ初となるリーグ3連覇の夢は叶わなかったが、天皇杯JFA第105回全日本サッカー選手権大会では準優勝を果たすなど、確かな手応えとともに新シーズンへの期待を大きく膨らませた。
しかし、チーム全体の好成績とは裏腹に、個人としては思うような結果を残せなかった選手も少なくない。百年構想リーグや2026/27シーズンの成績次第では、立場が大きく揺らぐ選手が出てくる可能性もある。
ここでは、今シーズン結果を残せなければ退団の可能性が高そうな4選手を、筆者の視点からピックアップして紹介していく。
カエターノ
1人目は、ブラジル・リオデジャネイロ出身のDFカエターノ。ヴァスコ・ダ・ガマやボタフォゴといったブラジル名門クラブの下部組織でプレーした後、19歳でSCコリンチャンス・パウリスタのユースチームに加入。2019シーズンにトップチームへ昇格すると、対人の強さを武器にコリチーバFCやゴイアスECなど、ブラジル1部クラブでのプレーも経験。2023シーズンにコリンチャンスに復帰し2シーズンを戦ったが、2024シーズン終了後に契約延長オファーを断りフリーとなった。
ブラジル1部リーグ通算47試合出場の実績を持つカエターノには、インテル・ナシオナルやサントスFC、さらにはトルコからも関心が寄せられたが、2025シーズンより神戸へ完全移籍。新天地での挑戦を選んだ。
神戸ではディフェンスの中心として活躍が期待されたものの、昨シーズンの出場は3試合にとどまっている。百年構想リーグの結果次第では、他クラブへの期限付き移籍という可能性も考えられる。
岩波拓也
2人目にはCB(センターバック)を主戦場とする31歳のDF岩波拓也。神戸の下部組織出身で、2013シーズンにトップチーム昇格を果たした。186cmの長身を活かした空中戦の強さや対人守備の強度、足元の技術を活かした長短のパスを武器に、プロ1年目からJ2リーグ37試合2ゴールをマーク。チームのJ1昇格に貢献すると、翌2014シーズンもJ1でコンスタントに出場し、日本を代表するCBへと成長を遂げた。
2016シーズンには出場機会こそなかったものの、リオデジャネイロオリンピックのメンバーに選出された経験も持つ。その後、2018シーズンに浦和レッズへ完全移籍。6シーズンの在籍期間中に、天皇杯で2度の優勝(2018、2021)を経験し、さらに2022年のAFCチャンピオンズリーグ制覇にも貢献するなど、タイトル獲得に大きく寄与した。
2024シーズンに神戸へ復帰したが、同シーズンは2試合の出場にとどまり、昨シーズンも7試合のみ出場と苦しい状況が続いている。この百年構想リーグの結果次第では、J1他クラブやJ2クラブへの移籍も現実的になるだろう。
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