Jリーグ 清水エスパルス

「こういう時間が嫌」清水OB長谷川健太が斬る!ゴールVAR10分中断で「京都の選手も…」

長谷川健太氏 写真:アフロスポーツ

 明治安田J1百年構想リーグ第2節の清水エスパルス対京都サンガが、2月14日に開催。DF住吉ジェラニレショーン(清水)のゴールを巡り、およそ10分間におよぶVAR(ビデオアシスタントレフェリー)判定が行われたが、この審判団の行為に対して、清水OBで前名古屋グランパス監督の長谷川健太氏が苦言を呈した。

 長谷川氏は、インターネット動画配信サービス『DAZN』で清水対京都の解説を担当。清水監督退任後の2012年以来、およそ14年ぶりとなる解説業復帰で注目を集めていたが、VARチェック中に「こういう時間が嫌なんですよね。いいじゃないですかね、得点でねぇ」とコメント。実況アナウンサーから「現場としてはそう思うかもしれませんね」と返されると、こう私見を述べている。

 「副審が(フラッグを)上げなかったらゴールでいいだろってね」「(中継画面でオフサイドの)ラインとか見せられてもよく分かんない」「京都の選手も『やられた』という感じしているじゃないですか。ゴールでいいんじゃないかと思うんですけどね」

 長時間にわたるVARチェックの末、住吉のゴールは認められたが、長谷川氏は確認中に「これでゴールと言われても…時間差があるじゃないですか。なんか、喜び半減って感じになっちゃうんですよね」などとコメント。ファン・サポーターの思いも汲み取った上で、長時間にわたるVAR判定に異論を唱えている。

 なお、第2節ではFC東京と浦和レッズでも10分にMF柴戸海(浦和)が決めたゴールを巡り、8分間のVARチェックが行われた。VARは誤審防止という明確な目的を持つ制度であるが、その運用が試合のリズムや観客の感情を大きく損なうのであれば、本末転倒との批判が生じるのも無理はない。正確性とスピードのバランス、そして観る者が納得できる説明責任の確保は、プロリーグにとって不可欠である。

 長谷川氏の見解は感情論にとどまらず、テクノロジー導入後の競技運営の在り方を問い直す問題提起である。今後は判定精度を担保しつつ、試合の熱量を損なわない運用改善が求められる局面にあると言える。