
川崎フロンターレ所属FWラザル・ロマニッチが、今冬残留の意向を明かしたほか、Jリーグ挑戦の理由を語っている。
ロマニッチ本人は12月17日に公開された『Podcast AktuelA』に出演。セルビアや日本でのプレー、生活について語っているが、その中でセルビア復帰の可能性を訊かれると、こう答えている。
「数年後のことですか?将来的な大きな野望は何か、ということですね。僕は先の計画は立てない主義なんです。今日のために、あるいはその瞬間のために計画を立てます。(川崎との契約はまだ2年半残っていますし、)今は川崎のことだけに集中しています」
「タイトルを獲りたいですし、何らかのカップ戦で優勝したいと思っています。AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)にも出場していますから、そこで結果を出したいですね。今年はACLE決勝を戦いましたしね。とにかく、私は川崎に集中していますし、先のことは考えていません。セルビア復帰は本当に遠い未来の話です」
2026年も川崎の一員としてプレーすることを強調したロマニッチだが、2025年夏にセルビア1部FKヴォイヴォディナ・ノヴィ・サドから川崎へ移籍した経緯についてはこう説明している。
「この決断は、私自身と最も信頼している人たちとともに下したものです。そして、日本が今の自分にとって最良の環境であるという結論に至りました。代理人や経験豊富なサッカー関係者とともに、複数の国やオファーを慎重に分析し、この段階のキャリアに最も適したリーグとクラブを見極めました」
「ヴォイヴォディナからのオファーが届いた頃、私はすでに川崎に強い関心を持っていました。攻撃的なサッカーを展開し、毎シーズン多くの得点を挙げるクラブである点が非常に魅力的でした。ストライカーである私にとって、それが決め手でしたね。川崎はリーグ屈指の得点力を誇るチームであり、その点も決断を後押ししました」
川崎の環境について「日本への移籍で大きな変化がありましたが、初日から私の頭の中にあったのはサッカーだけでした。クラブは通訳やドライバーを用意してくれ、すべてが細かく整えられていました」と好意的なコメントを残したロマニッチ。来日1年目からJ1リーグ戦8試合の出場で2ゴールと結果を残しただけに、来季はさらなる活躍が期待できそうだ。
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