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DAZN同時視聴制限巡る裁判で“棄却判決”…東京Vサポの原告は控訴検討

DAZN 写真:Getty Images

 日本代表戦の一部試合や明治安田Jリーグなどの放映権を有するインターネット動画配信サービス『DAZN』。以前から月額料金値上げや広告の多さで批判を浴びるなか、2024年2月から実施された「同時視聴制限」を巡り、東京ヴェルディサポーターから訴えられている。そのサポーターが22日に裁判の結果を報告した。

 当該サポーター(原告)は22日午後にXを更新。「DAZN訴訟・判決」と題した投稿で、「結果:棄却判決でした」とした上で、今後の方針について「現時点で控訴」と明かしている。

 DAZNは2024年2月14日に3年連続となる月額料金値上げを実施。これとともに同時視聴制限を開始したが、サービス改変に対する苦情が殺到。元Jリーガーの武岡優斗氏も「不便過ぎて、流石にしんどいなw 一体誰得なんやろ」と投稿していた。

 このサービス改定を受けて、原告は「同時視聴可能台数に関する仕様が、契約の給付内容に含むかどうか」「DAZN側がサービスプラン及びサービスの価格を変更することができるとした利用規約4条10項の有効性」を争点とし、消費者契約法第十条の条文と照らし合わせながら、同時視聴可能台数の仕様変更が債務不履行を構成すると主張。

 「note」では「この問題は、多くのJリーグサポーター、DAZNユーザーを困らせており、大きな影響があると思いました。誰も訴訟をやらないのであれば、自分がやるしかないと訴訟の提起に踏み切りました」と、訴訟の理由を綴っていた。