
ベルギー1部ヘンク所属MF伊東純也を巡る一部韓国メディアの報道が波紋を呼んでいる。日本代表を支える選手のひとりであり、FIFAワールドカップ北中米大会への参戦に向けてMF堂安律(アイントラハト・フランクフルト)とのポジション争いを繰り広げているが、攻撃面での貢献度が高い理由に性加害疑惑報道を結びつける論調が韓国で沸き起こっている。
韓国『OSEN』は15日に「伊東は性加害容疑が取り下げられたことにより、日本のゴール関与回数でトップに立っている」と報道。森保一監督の在任期間におけるゴール関与回数ランキングで、伊東は7ゴール15アシストのMF久保建英(レアル・ソシエダ)、24ゴール11アシストのMF南野拓実(ASモナコ)を抑えて、14ゴール24アシストでトップに立っているが、その理由についてこう記されていた。
「伊東は性加害疑惑報道で、日本代表の招集資格剥奪という危機に直面した。代表選手がAマッチ期間中に性的関係を持ったという一部報道内容は、人々に衝撃を与えた。選手側は疑惑を否定した。日本の検察は2024年、証拠不十分を理由に不起訴処分とした。起訴が取り下げられたことにより、代表に復帰することができ、その結果としてゴールとアシストを積み重ねることができた」
性加害疑惑報道と日本代表での活躍ぶりを結びつける韓国メディアの報道に対して、海外でプレーする日本人選手や日本代表の情報に精通しているジャーナリストのダニーロ氏は反発。Xでこう綴っている。
「韓国メディアは自分たちのことに専念して、もっと確度の高い情報を集めるべきだ!伊東はすべての容疑から無罪となり、あの二人の女性の話は一貫性がなかった。だから、もうやめろ」
疑惑と実績を無理に結びつける韓国メディアの報道姿勢は、選手本人だけでなく日韓関係にも影響を与える可能性がある。韓国側に異論を唱える日本のサッカーファンは一定数存在するだろう。
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