Jリーグ

残り10試合!J1リーグ残留争いの最新展望【2025】

横浜FC 写真:Getty Images

残り10試合となり、終盤戦へと突入している2025明治安田J1リーグ。今季はこの終盤に来ても消化試合数に若干のばらつきがあるなか、勝ち点4差に6チームという激しい優勝争いに注目が集まっているが、残留争いもまた熾烈を極めている。

現時点で降格圏に沈むのは、昨季16位と苦しんだアルビレックス新潟にJ2からの復帰初年度を戦う横浜FC、そして昨年は終盤上位勢を相手に白星を挙げて見せ場を作った湘南ベルマーレの3クラブ。だが、残り試合数を一つの目安とするならば、勝ち点10差以内の13位清水エスパルスまでの8クラブには降格の可能性があると見ていいだろう。ここでは、残り10試合でますます激化することが予想される今季の残留争いを展望する。


東京ヴェルディ 写真:Getty Images

いち早く残留争いを脱したい勝ち点30オーバーの3クラブ

残りの対戦カード

  • 清水エスパルス(新潟、京都、浦和、神戸、F東京、川崎、東京V、C大阪、湘南、岡山)
  • 東京ヴェルディ(F東京、岡山、神戸、浦和、湘南、新潟、清水、福岡、鹿島、G大阪)
  • FC東京(東京V、川崎、福岡、横浜FM、清水、広島、岡山、町田、神戸、新潟)

勝ち点を30台に乗せ、安全圏も近いと言える清水エスパルス、東京ヴェルディ、FC東京の3クラブ。しかし、直近5試合の結果を見るといずれも白星は1つのみと足踏みが続いている。まずは残留を確定させることが第一目標となるこれら3クラブにとって重要となるのが、残留争いのライバルとなる各クラブとの対戦だ。いずれも本記事で挙げる8クラブ中4クラブとの対戦をまだ残しており、直接対決でどこまで勝ち点を積み上げられるかが残留のカギとなるだろう。

その上で、それぞれが残す対戦カードにおける今季の戦績を見ると、余裕を感じるのは清水だ。FC東京、東京Vを含め残る下位勢との対戦で前半戦は全勝しており見通しは明るい。一方で、FC東京は3勝1分6敗と黒星が多い。前半戦と同様の結果を得て勝ち点10を上乗せできれば残留の可能性は高いが、不安が残る要素なのは間違いない。東京Vはさらに不安を感じる数字となっている。残りの対戦カードにおける今季の戦績は1勝3分6敗と大きく負け越しており、白星はわずかに1つ。同様の結果で勝ち点6の上積みのみでは心もとない。

FC東京と東京Vにとって特に重要なのが次節の直接対決だ。ダービーということもあり、そもそも注目度の高いゲームだが、現在置かれている状況からさらに熱量の多い試合となるだろう。今季第8節の対戦では互いに2ゴールを挙げてのドローで終わったこのカード。どちらかが勝利で終えるのならば、それは残留への大きな一歩となるに違いない。

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名前:大島俊亮
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