
3月にFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選2試合(対バーレーン、サウジアラビア)を戦う日本代表。MF久保建英(レアル・ソシエダ)、MF伊東純也(スタッド・ランス)、MF三笘薫(ブライトン)などスター選手をまとめる森保一監督について、日本代表元キャプテンのDF吉田麻也(ロサンゼルス・ギャラクシー)が語っている。
韓国メディア『フェアポイント・フットボール』の公式YouTubeチャンネルで3月14日に公開されたインタビューでは、吉田が韓国人ジャーナリストと対談。日本サッカーの過去や現在等について語っているが、話題が森保監督に及ぶと、同選手は指揮官の素顔やミーティングでの様子についてこうコメントしている。
「森保監督は以前からコーチとして関わっていた。選手たちは彼のことをよく知っていた。彼の性格はとても尊敬できるものであり、良い意味で頑固。彼自身もそのことを理解している。チームへの献身、国への献身がすごい」
「そして監督として『自分の国を代表する意味』を理解している。だから、彼は毎回ミーティングで必ず選手・ファン・スタッフ、そして日本サッカーに関わる人々への感謝を伝える。それを見て『凄い』と思った。もちろんひとつの監督が長期間続くと、チームがマンネリ化するけど、彼は選手に競争意識を持たせている」
日本代表は森保氏の監督就任前、ハビエル・アギーレやバヒド・ハリルホジッチが率いていたが、いずれも短期政権に終わった。これに関連して、吉田は外国人指導者によるチームビルディングの難しさについて持論を述べている。
「新しい監督が就任すると、その監督が日本サッカーについて何も知らない状態からスタートする。組織の仕組み、日本文化を理解するまでに1年以上かかる。そしてまた同じサイクルを繰り返す。つまり、外国人監督にとって4年という期間は短すぎる。でも国内の監督ならば、すでに日本のメンタリティやチームのやり方を理解している。だから適応期間をスキップできるし、最初から一歩先に進める」
なお吉田は両外国人指導者について、「アギーレの件はピッチ外の問題だったが、当時のチームは良いメンバーが揃っていた。ハリルホジッチに関しては、彼は過去にも色々なクラブや国で問題を抱えていた。でも、日本ではチームがひとつにまとまっていた。選手同士で協力して、しっかりプレーしていた」とコメント。「今でもハリルホジッチのアシスタントコーチと連絡をとるし、アギーレともたまにやり取りする。彼らとは今でも良い関係を保っている」と、問題を抱えていないことを強調している。
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