日本代表・海外組 セリエA

セリエA、首位交代でスクデット争い白熱。鈴木彩艶所属のパルマは?

インテル 写真:Getty Images

 2月22日の週末にイタリアのセリエA第26節の試合が各地が行われ、終了時点の順位表に大きな変動が生じた。インテルがナポリを抜いて首位に浮上し、アタランタも差を縮め、上位3チームが勝ち点差3の中でひしめく混戦状態となっている。また、4位ユべントスはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)圏内の争いで5位ラツィオと2ポイント差となっている。

 この週末の結果は、スクデット(優勝)争いに決定的な意味を持つかもしれない。2025年に入って初めて、インテルが首位に立ったからだ。

 23日に行われた試合でインテルはジェノアを1-0で下して勝ち点を積み重ねた一方、3試合連続で引き分けていたナポリはコモに敵地で1-2と敗れ、ついに首位の座を明け渡した。

 アタランタも上位2チームとの差を一気に詰めてきた。エンポリにアウェイで5-0と大勝したことで、首位インテルに勝ち点3差、2位ナポリに同2差と迫っている。

 次節(3月2日)は注目の首位攻防戦(ナポリ対インテル)が、ナポリのホームであるスタディオ・マラドーナで行われる。この試合が引き分けに終わり、アタランタがヴェネツィアに勝利すれば、首位インテルが勝ち点58、ナポリとアタランタが57で並ぶという混戦になる。

 フィオレンティーナはエラス・ヴェローナに敵地で0-1と敗戦し、3連敗でさらに後退して6位。同様にミランもトリノにまさかの敗戦(1-2)を喫して7位の順位を上げられなかった。

 日本代表GK鈴木彩艶が所属するパルマは22日にホームでボローニャに2-0で勝利。セリエA残留圏内ギリギリの17位に位置しており、気の抜けない戦いが続きそうだ。