Jリーグ 清水エスパルス

規律違反で清水エスパルス退団。海外移籍・森重陽介がデビュー戦でプロ初ゴール

森重陽介 写真:Getty Images

 清水エスパルスを規律違反等により退団したFW森重陽介は、11月21日にブラジル4部シアノルテFCへ加入。12月16日に新天地デビューを飾り、プロ入り初ゴールを挙げた。

 東京ヴェルディ下部組織出身の同選手は、日大藤沢高校時代に全国高校サッカー選手権で得点王に輝いた実績の持ち主。198㎝という長身ストライカーとしてJリーグでの活躍が期待されたが、清水では公式戦5試合の出場にとどまった。

 そんななか、清水は10月2日に「社会規範、チーム規律に抵触する事実があったため森重陽介選手を謹慎としていましたが、このたび双方合意により選手契約を合意解約することが決定いたしました」と公式発表も、具体的な規律違反の内容に触れず。同選手は退団後、槙野智章監督率いる品川CCへの練習参加を経て、海外挑戦を果たしている。

 ブラジルメディア『グローボ』が伝えたところによると、森重は16日開催の親善試合で、フリーキックから追加点を奪取。清水でのプロデビュー以降、初めてゴールネットを揺らすと、耳の後ろに手を添えるなど、マンチェスター・シティ所属FWアーリング・ブラウト・ハーランドと同じようなゴールパフォーマンスを披露したという。

 日本で過ちを犯した後、異国の地で幸先の良いスタートを切った森重。2025年1月13日にパラナ州選手権の初戦を控えるなか、同選手のスタメン定着が期待される。