FIFAクラブワールドカップ2025に参戦する浦和レッズ。柏レイソル所属MFマテウス・サヴィオ、中国1部・上海海港を退団した元ブラジル代表MFオスカルを獲得する可能性が取りざたされるなか、スウェーデン代表FWニクラス・エリアソンの獲得にむけてギリシャ1部AEKアテネと交渉中だという。
2022年8月からAEKアテネに在籍しているエリアソン。2023/24シーズンにリーグ戦・プレーオフあわせて29試合のスタメン出場で8ゴール9アシストをマークし、シーズン終了後には2028年6月までの契約延長を勝ち取ったものの、2024/25シーズンは、ここまでリーグ戦でスタメン出場5試合。11月以降はほぼ全試合で出番がない。
同選手の去就を巡っては、スウェーデン紙『Sportbladet』が12月12日に「彼はシーズン途中でAEKアテネを退団する見込み」と報道。スウェーデン1部マルメFFとのクラブ間交渉や、日本やカタール国内のクラブによる獲得調査もあわせて伝えていた。
するとギリシャメディア『ガゼッタ』は16日に「浦和がエリアソン獲得へAEKアテネと交渉。450万ユーロ(約7億2700万円)のオファーを提示も、アテネはこれを拒否」とリポート。一方、同国メディア『SDNA』は、AEKアテネの要求額を「700万ユーロ(約11億3100万円)から1000万ユーロ(約16億1600万円)」と伝えている。
現在29歳のエリアソンは、身長178cmで左利きのサイドアタッカー。母国スウェーデンやイングランドでのプレー経験を持つほか、2020年10月からおよそ2年にわたりニーム・オリンピックで元日本代表DF植田直通(現鹿島アントラーズ)のチームメイトだった。
浦和の前線では、FW興梠慎三が2024シーズン限りで現役を引退したほか、FWブライアン・リンセンが退団。FWチアゴ・サンタナがリーグ戦で2桁ゴールをマークしたとはいえ、攻撃陣の選手層強化は必至だ。エリアソンとMFサミュエル・グスタフソンとのスウェーデン代表コンビ結成も期待されるが、まずは移籍金をはじめ条件面でAEKアテネから合意を取り付ける必要がありそうだ。
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