プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーでは、ピッチ上での不調に加え、ロッカールームでの不協和音が疑われる状況が浮上している。
事の発端は、12月12日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)スコティッシュ・プレミアシップのレンジャーズとの試合(1-1)終了後に起きた。同試合後、トッテナムのキャプテンで韓国代表のFWソン・フンミンがピッチから引き上げる際に、同クラブのアンジェ・ポステコグルー監督の話しかけを無視している映像が捉えられた。この場面がXで拡散されると、ポステコグルー監督が選手たちの信頼を失いつつあるのではないかとの憶測が広がっている。
レンジャーズとの引き分けも含め、トッテナムはここ5試合連続の未勝利(3分け2敗)と不調を極めている。レンジャーズ戦ではFWドミニク・ソランケのアシストからFWデヤン・クルゼフスキが75分に同点ゴールを決めたが、全体的なパフォーマンスは低調で、予想得点(xG)もレンジャーズを下回る結果だった。
現在プレミアリーグで低迷しており、第15節までで6勝7敗2分という不安定な戦いを続けているトッテナム。ダニエル・レヴィ会長はポステコグルー監督を支持しているものの、チーム内の結束や士気の低下が問題視されている。特に、監督と選手を繋ぐ役割を期待されるソンとの関係性の悪化は、チーム内の士気や連携に影響を及ぼす可能性がある。
トッテナムがこの状況を乗り越えるには、ポステコグルー監督がソンのようなキープレーヤーとの関係を修復し、ピッチ上の結果を安定させることが急務だ。負傷者の影響やパフォーマンスの波が続く中、監督と選手の信頼関係がこの先のチームの行方を大きく左右することになるのは間違いないだろう。
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