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後藤啓介、アンデルレヒトと2028年までの契約を締結

後藤啓介 写真:Getty Images

 J1ジュビロ磐田から2024年1月にベルギー1部のRSCアンデルレヒトへ期限付き移籍していたFW後藤啓介が、完全移籍で同クラブへ加入することが12月5日に発表された。

 静岡県出身のストライカーである後藤は、2028年6月までの3年半の契約を結び、クラブからも期待の声が寄せられている。アンデルレヒトは磐田とスポーツディレクターの藤田俊哉氏に対し、移籍交渉における協力への感謝を表明した。

 現在19歳の後藤は、18歳でアンデルレヒトのリザーブチームであるRSCAフューチャーズ(ベルギー2部)に加入。すぐにベルギーの生活に適応し、昨2023/24シーズン後半のベルギー2部で14試合に出場して6ゴール1アシストを記録。今2024/25シーズンも好調を維持し、13試合で5ゴール1アシストと安定した成績を残している。チーム総得点の3分の1に関与し、特に現地10月20日のRWDモレンベーク(ベルギー2部)とのダービー(2-1)では2得点を挙げて勝利に貢献。ここ6試合無敗という好調なチーム内で得点王でもある。

 アンデルレヒトのアカデミー責任者ティム・ボルゲット氏は、後藤について「ゴール前の質の高さと技術を持つストライカーであり、成長を続けている。チャレンジャー・プロリーグでさらに経験を積み、将来的にはジュピラー・リーグでの活躍を期待している」とコメントしている。

 ベルギー2部のチャレンジャー・プロリーグは、トップリーグであるジュピラー・プロリーグへの昇格を目指すクラブや若手育成を目的としたリザーブチームが所属するリーグだ。後藤はこのリーグでの活躍が認められて契約の延長に繋がったようだ。