ジュビロ磐田からグールニク・ザブジェへ期限付き移籍中のFW古川陽介は、11月24日に行われたポーランド1部リーグ戦で移籍後初ゴールをマーク。磐田でチームメイトのMF山田大記が現役引退を発表した中、ポーランド国内では古川の去就が話題を呼んでいる。
現地メディア『Goal.pl』は26日、ピアスト・グリビツェ戦における古川のゴールについて「チームにとって貴重な得点だった」と評すると、同選手の契約内容について「買い取りオプションの設定額は、30万ユーロ(約4800万円)だ。現時点では、ザブジェが買い取りオプション行使の可能性について判断するのは難しい。古川はザブジェが自分自身に高額な移籍金を費やす価値があることを証明しなければならない」と綴っている。
現在21歳の古川は、静岡学園高校時代に全国高校サッカー選手権大会の優秀選手に選出。鳴り物入りで2022年に磐田へ加入すると、高卒1年目からJ1リーグでゴールをマーク。翌2023シーズンからリーグ戦でコンスタントにプレーする。
2024年9月には、ザブジェへ2025年6月30日まで期限付き移籍することが正式決定。海外挑戦1年目の今季、ここまでポーランド1部リーグ戦8試合の出場で1ゴール1アシストと早速アピールしているが、ザブジェとしてはシーズン通してのパフォーマンスを踏まえた上で、古川の去就について決断を下すものとみられる。
なお古川の海外移籍交渉には、かつてヴィッセル神戸に在籍していた元ドイツ代表選手のルーカス・ポドルスキ氏も関与。ザブジェのスポーツディレクターは、『Goal.pl』のインタビューで「ポドルスキ本人が磐田で古川を発掘し、彼ら(代理人など)と話した。そして最終的にここに連れて来たんだ」と語っている。
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