大分トリニータ所属のブラジル人DFペレイラが、Jリーグの舞台で偉業を達成。日本でプレーする上での良さを語っている。
現在27歳の同選手は、2021年2月にブラジル1部アトレチコ・ゴイアニエンセから大分へ期限付き移籍。来日1年目にチームを天皇杯準優勝に導いたほか、翌2022シーズンにはJ2リーグで5ゴールをあげるなど主力選手として活躍。2023年に完全移籍へ移行すると、今季はリーグ戦26試合でプレー。5月までは出場機会が少なかったものの、6月以降はほぼ全試合でスタメン出場と、レギュラーに再び定着。チームをJ3降格危機から救った。
日本で4年目のシーズンを終えるぺレイアだが、ブラジルメディア『ランセ』が11月7日に伝えたいところによると、同選手は3日開催の第37節ザスパ群馬戦でJリーグ通算100試合出場を達成。
本人は「この記録は、ブラジルを離れて日本に来るという決断が正しかったことを証明しているんだ。記録を達成できて嬉しいし、2021年に僕にチャンスを与えてくれたトリニータに感謝しているよ」と、喜びをあらわにしたという。
また同選手は「トリニータが僕に寄せてくれた信頼や期待に応えるために、すべてを捧げて日々ベストを尽くすように努めている。日本の人々や文化は素晴らしい。僕や僕の家族にとって最高の場所だね。いつか日本でプレーするチャンスがある選手は、深く考える必要はない」と、日本の生活環境の良さを理由に同郷にJリーグ挑戦を勧めたという。
ペレイラは過去にもJリーグでのプレー環境を絶賛。2024年1月に米メディア『ESPN』のインタビューに応じた際には、以下のように語っていた。
「日本のファン・サポーターは、ブラジルとはまったく違う。彼らはサッカーが大好きだし、負けた時に悲しむけど、ブラジルのファン・サポーターのように狂ったような行動をとることはない。だから多くのブラジル人選手が日本に来て、日本から離れたくないと思っている。日本のファン・サポーターはクラブを愛し、選手がベストを尽くしていることを理解している。選手のことをかなりリスペクトしているんだ」
J2残留争いに巻き込まれる中でも、先頭に立ってチームを引っ張ってきたペレイラ。本人が日本への愛着心を前面に押し出しているだけに、2024シーズン終了後の大分残留も期待できそうだ。
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