パルマ所属の日本代表GK鈴木彩艶は、今月17日のセリエA開幕節フィオレンティーナ戦でスタメン出場。アビスパ福岡元指揮官でもあるファビオ・ペッキア監督のもと、新天地での正GK定着が期待される中、同選手のプレーが波紋を呼んでいるようだ。
今年夏にベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)からパルマへ完全移籍した鈴木。プレシーズンマッチで好セーブを連発したほか、およそ70メートルのフィードが攻撃面の武器になると評価されると、セリエA開幕前には一部メディアで同選手のレギュラー定着が予想されていた。
ペッキア監督はフィオレンティーナ戦の前日記者会見でGKの起用法への言及を避けたものの、セリエA開幕戦で鈴木をスタメンに抜てき。21分には敵陣左サイドへロングフィードを送ると、これが起点となりパルマが先制ゴールを奪った。
攻撃面で早速アピールした一方、守備面では課題も。1-0で迎えた72分に自陣左サイドでボールをキャッチした際、身体を投げ出した際の勢いで滑り、上半身がペナルティエリアの外側へ。ハンドの判定に遭い、フリーキックを献上すると、直後にDFクリスティアーノ・ビラーギの直接フリーキックから失点した。
試合後、ネット上では「鈴木は足元がうまい」「鈴木のフィードはかなり武器だ」という声が挙がるなど、先制ゴールのシーンにおけるプレーが評価された一方、「ひとつのミスから失点した」「キャッチの判断がおかしい」などフリーキック献上に対する厳しい意見が噴出。勝ち点2を落としただけに、同選手の判断に批判が相次いでいる。
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