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スペイン戦前に…細谷真大「実は…」日本代表OBが明かしたパリ五輪の裏側とは

細谷真大 写真:Getty Images

 パリ五輪男子サッカー競技・グループステージ全試合で勝利を収め、日本時間2日深夜にスペイン代表と対戦するU23日本代表。GK小久保玲央ブライアン(シント=トロイデンVV)の活躍が目立つ中、浦和レッズ、日本代表OBの鈴木啓太氏はFW細谷真大(柏レイソル)のパフォーマンスに注目している。

 同氏は1日に自身のYouTubeチャンネルを更新。「大岩さんすみません、3戦全勝と思っていませんでした」と切り出すと、OA(オーバーエイジ)不在の中でグループステージ突破を決めた要因を分析。「軸となる選手たちがきっちりと仕事しているのが大きい」として、MF藤田譲瑠チマ(シント=トロイデンVV)について「あの立ち位置、あの振る舞い、試合の中での存在感は1番大きい。イスラエル戦でも彼が投入されてから試合が締まったと思う」と評している。

 またマリ戦でのPK失敗誘発をはじめ、ここまで驚異的なパフォーマンスを発揮している小久保については、「まあいいじゃないすか!マリ戦の試合終了間際のPK。あの時の危機迫る表情、立ち振る舞いみたいなものを見ると、『日本代表のGKすごく育っているんじゃないの』というようなプレーだった」も絶賛。

 「(大岩ジャパンは)縦のラインがしっかりしている」と、GK、中盤センターの強固さに触れた上で、ストライカーの細谷について以下のように語っている。

 「実は細谷が、2024シーズンに入ってからチーム(柏)でなかなかゴールが奪えず、もがいていたと思う。ただここに来て存在感を見せてるなと。ゴールに絡まない部分での改善点はたくさんあると思うけど、その中でもやっぱりゴールとかチャンスメイクとか、要所要所のポイントでフォワードとしての仕事をしている。この縦のラインがあるというのが大きい」

 細谷はマリ戦で右サイドのドリブル突破から、MF山本理仁(STVV)の決勝ゴールを演出。イスラエル戦でも試合終了間際に決勝ゴールを奪取。決定的な仕事でチームの勝利に大きく貢献しているだけに、スペイン戦での大仕事が期待される。