大岩剛監督率いるU23日本代表は、日本時間18日未明にフランス代表と対戦。パリ五輪直前の強化試合で1-1と引き分けたが、フル出場のGK小久保玲央ブライアン（シント=トロイデンVV）と代表選外であるGK鈴木彩艶（パルマ）の比較論が白熱。日本代表OBからは、小久保のA代表未招集に対する疑問の声が挙がっている。
今年4,5月に行われたAFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選で好セーブを連発し、優勝に大きく貢献した小久保。ベンフィカからSTVVへ移籍するなど、さらなるステップアップが期待される中、フランス戦ではシュート18本、枠内シュート4本を浴びる中、後半37分にはMFクリスラン・マシマ（FCロリアン）のシュートを止めるなど1失点にまとめた。
パリ五輪開幕直前に再び好パフォーマンスを発揮しただけに、ネット上では「小久保は相変わらず凄かった」「小久保玲央ブライアンのハイボールの安定さよ」「フランス戦の小久保は、ロングフィード精度以外高水準で安定感あった」と同選手を高く評価する声が。一部で「鈴木より良いかも」「鈴木不在でも小久保で大丈夫そう」「ザイオンを抜かしそう」などと、鈴木彩艶が比較対象となっているほか、「A代表もGKは小久保ブライアンでいい」というコメントも見受けられる。
以前からパリ世代屈指の有望株として注目を集めていただけに、日本代表OBの城彰二氏も小久保を高評価。今月5日に自身のYouTubeチャンネル「JOチャンネル」を更新しているが、日本サッカー協会（JFA）関係者から聞いた話を交えながら、同選手のA代表招集を推奨している。
「小久保君、すごい活躍していたけど、所属クラブで試合に出ていないので、その辺りでA代表に入ってこないと、この前JFA関係者と話した。A代表のGKコーチなど色々な人たちは、所属クラブで試合に出ていない、活躍していないという点で悩んでいるみたい。だけど、俺は絶対にA代表に（招集して）絶対に良いと思う。才能があるし、早く経験をさせないと。経験をさせて、もっと自信をつけてもらえたら、すごい良い選手になると思う」
今月22日のパリ五輪グループリーグ初戦（対パラグアイ）を前に、再びクオリティーの高さを披露した小久保。A代表デビューを果たすためにも、新天地のSTVVでレギュラーに定着することが求められる。
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