レアル・マドリードに異変が起きている。5シーズンぶりのリーガ制覇を果たし、CL2連覇の偉業を成し遂げた2016/2017シーズンに対して、今シーズンの成績は目も当てられない状況だ。首位のバルセロナには大差をつけられ、国王杯ではレガネスに敗れ敗退している。今回はスペイン紙『マルカ』が報じたジネディーヌ・ジダン監督の7つの罪をご紹介する。
夏の勢いを無駄にした
マドリードはUEFA、そしてリーガのスーパーカップに勝利し、シーズンの順調なスタートを切ったかに見えた。しかし、リーグ戦では序盤から多くの勝ち点を取りこぼし、ネイマールを失ったバルセロナに大差をつけられてしまった。
チーム構築時のミス
マドリードの今シーズンのチームの構築の仕方はあまりにもナンセンスだった。ジダンは成功を収めてきたため、楽観主義者になっている。アルバロ・モラタが離れることを望んではいなかったが、彼と良い関係性を築くことはできなかった。ペペを失い、ムバッペはチームのヒエラルキーを崩すことを恐れ獲得しなかった。
勘違い
ジダンはいろいろな状況下で異なる選手たちが同じパフォーマンスができると思ってしまった。昨シーズンの選手たちと新しい世代の選手たちを融合させるプランはうまく行っていない。早急に行おうとしすぎた。少しずつ、少しずつ融合させることが解決策だろう。
遅すぎるリアクション
ジダンは重要な決断を下す強引さを発揮できていない。昨シーズンはチームに落ち着きを与え、数多くのタイトルをもたらした。しかし、今シーズンは才能の欠如故にプレーする価値のない選手を選び、重要ではないと思われる選手たちを評価してきた。U-21の最高の選手であるダニ・セバージョスはほとんどスカッド入りを果たせていない。
信頼を失った
チャンピオンズリーグでの雰囲気とマドリードでの功績は素晴らしいものであった。しかしケパ・アリサバラガの事件(アスレティック・ビルバオとの契約を満了した同GKを獲得しなかったこと)もあり彼はサポーターの信頼を失った中、これまでにないプレッシャー下でビックゲームに直面している。
優先順位
リーグタイトルを獲得するチャンスもなく他のタイトルからも遠ざかっていたが、ジダンはまだそれを信じられないようだった。国王杯は今シーズンのレアルにとって最優先されるべきコンペティションであったが、ジダンは無謀にもBチームで試合に臨んだ。
ローテーションへの投資
リーグタイトルからはすでに遠ざかっているため、ジダンは国王杯のためにローテーションを続けることを決めた。C・ロナウドは負傷離脱、ベイルもマルセロもベンチにはいなかった。そして彼はいつものように60分まで交代枠を使うことなかった。何があっても彼は同じことを繰り返すだろう。イスコはチャンスを作り出す能力があるにも関わらず、77分にベンチに戻した。彼のアプローチの仕方については考え直す必要があるだろう。
マドリードはジダンを
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