C大阪・北野颯太がオランダへ「2週間で帰国予定」他欧州クラブ関心も

　セレッソ大阪所属のU20日本代表FW北野颯太が、オランダ1部アルメレ・シティFCのトレーニングに参加する模様。同選手は過去に他の欧州クラブから関心を寄せられていた。

　C大阪下部組織出身の北野は、16歳2か月12日での公式戦デビュー、17歳6カ月17日での初ゴールと、クラブ史上最年少記録の持ち主。MF香川真司やMF南野拓実（現ASモナコ）に匹敵するほどのタレントとして期待される中、昨年はAFC U20アジアカップやFIFA U20ワールドカップに参戦。ただ右ひざ半月板損傷により、昨年10月から今年3月にかけて戦線離脱すると、復帰後も公式戦2試合のスタメン出場にとどまっている。

　それでも同選手の将来性は、海外で高く評価されている模様。オランダメディア『Omroep Flevoland』は今月5日に「北野は2週間にわたり、アルメレのトライアルを受ける。ゴーアヘッド・イーグルス、SCヘーレンフェーンとの練習試合でプレーする予定だ」とリポート。ただ、練習参加の主な目的は「C大阪との協力関係強化」であるとのこと。現時点ではアルメレへ移籍する可能性は低いとみられ、記事では「2週間の練習参加を終えた後は帰国予定。今月16日から1週間にわたるトルコ合宿には参加しない」と綴られている。

　北野は2022年にU19日本代表の一員として、第48回モーリスレベロトーナメント（旧トゥーロン国際大会）のグループステージ全3試合でプレーしているが、この時点から複数の欧州クラブが同選手に熱視線を送っているとのこと。フランスメディア『20minutes』は、同国2部シャモア・ニオールFCのスカウト陣がアルジェリア戦視察の際に、北野を評価したことを伝えた上で、「（ニオールFCにとって、）北野はすでに手の届かない存在になっている」と伝えていた。

　今年4月17日開催のYBCルヴァンカップ2回戦（対いわてグルージャ盛岡）でスタメン出場した際、人気アニメ『ポケットモンスター』のキャラクターであるカビゴンがデザインされた勝負パンツを履いていたことでも注目を集めた北野。オランダでのプレーによる成長が期待される。