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広島との古巣対戦なし?浅野拓磨シュツットガルト移籍報道に独紙「真実ではない」

浅野拓磨 写真:Getty Images

 日本代表FW浅野拓磨の来日、サンフレッチェ広島との古巣対決は実現しないかもしれない。同選手は今年6月末をもってブンデスリーガ(ドイツ1部)VfLボーフムを契約満了により退団。日本ではVfBシュツットガルト移籍の可能性が報じられているが、これを複数のドイツメディアが否定している。

 浅野の去就を巡っては、ボーフムが今年5月31日に退団を発表。ドイツメディア『VfLマガジン』が今月1日に「ボーフムは年俸増額で浅野に再度オファーも、拒否された。彼の移籍は不明だ」と伝えると、翌日に一部の日本メディアが「シュツットガルト復帰が有力」と報じている。

 しかし、ドイツ紙『ビルト』や『スカイスポーツ』などは「日本からの噂は真実ではない」と、浅野のシュツットガルト移籍報道に反応。これによると、シュツットガルトは同選手を獲得候補に挙げていたが、現時点ではFWセール・ギラシの後釜としてFWエルメディン・デミロヴィッチ(アウクスブルク)やFWセミフ・クルチソイ(ベシクタシュ)らを上位候補にリストアップ。日本代表ストライカーは候補から外れているという。

 シュツットガルトは2023/24シーズン終了後、DF伊藤洋輝をバイエルン・ミュンヘンへ完全移籍により放出したほか、MF原口元気が契約満了により退団。今年夏の日本ツアー開催(対京都サンガ、広島)がすでに決まっているが、トップチームに日本人選手が不在という状況だ。

 なお、浅野は2016年7月に広島からアーセナルへ完全移籍した後、ハノーファー、セルビア1部パルチザンなど欧州複数クラブでプレー。シュツットガルトには2016年7月から2年間在籍していたが、リーグ戦41試合の出場で5ゴールと結果を残せなかった。