ブライトン所属MF三笘薫は日本ツアー(対鹿島アントラーズ、東京ヴェルディ)での復帰が期待される一方、ここに来てバルセロナ移籍の可能性が浮上。現地では、アスレチック・ビルバオ所属FWニコ・ウィリアムズに替わる獲得候補として注目を浴びている。
スペインメディア『Gol Digital』は17日、バルセロナの補強戦略を特集。これによると、左ウイングを本職とするFWフェラン・トーレスに今夏退団の可能性があり、後釜候補にウィリアムズと三笘が挙がっている模様。ただ、記事では「ウィリアムズとビルバオの契約には6000万ユーロ(約102億円)の契約解除条項が盛り込まれており、ビルバオは満額の支払いを求めている。バルセロナにとっては法外な金額だ」と綴られている。
バルセロナは財政難もあり、ウィリアムズの獲得を断念する可能性が高いだけに、三笘への関心を強めている模様。『Gol Digital』は「三笘ならば、3000万ユーロ(約51億円)で獲得可能だ」としつつも、「三笘はブライトンと2027年6月までの複数年契約を結んでいるほか、市場価値は4500万ユーロ(約76億円)だ」と移籍金が高騰する可能性を指摘した。
さらに、同メディアは「日本代表アタッカーにはウィリアムズのような将来性がない」とやや否定的な見方を示した上で、三笘に替わる獲得候補としてリバプール所属FWルイス・ディアスを指名している。
三笘の去就については、英メディア『チームトーク』が先月31日に「アーセナルが三笘の争奪戦で優位に立っている」と伝えていたが、英メディア『ジ・アスレチック』は今夏残留を予想。「三笘が新監督の下で負傷前の調子を取り戻せば、来年1月や夏にこの日本人選手への関心が再び高まるだろう」と見解を示している。すでにマンチェスター・ユナイテッドをはじめ複数クラブからの関心が報じられているだけに、三笘に対するバルセロナやスペインメディアの評価は甘いと言わざるを得ない。
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