今年夏に大宮アルディージャからドイツ2部ニュルンベルクへ完全移籍したMF奥抜侃志に、サッカー日本代表「森保ジャパン」再招集の可能性が浮上。AFCアジアカップ参戦による一時離脱を、ニュルンベルク指揮官が心配している。
奥抜は2022/23シーズンにレンタル先のポーランド1部グールニク・ザブジェで活躍。今年6月に大宮からニュルンベルクへ完全移籍すると、加入1年目ながらも今季ここまでドイツ2部リーグ全12試合スタメン出場で2ゴールをマーク。主力選手として活躍する中、先月初めて日本代表のメンバーに名を連ねた。
それだけにドイツ誌『ビルト』は「奥抜は活躍すればするほど、しばらくクラブから離れる可能性が高くなるということが問題だ。彼は来年1月からアジアカップに参戦するかもしれない」とリポート。代表入りを目指す上での最大のライバルとして、スタッド・ランス所属FW中村敬斗を指名すると、「中村は現在負傷離脱しているので、奥抜が招集される可能性は高い」と分析している。
またニュルンベルクのクリスティアン・フィエル監督は、奥抜について「ディフェンスにとって難しい存在である。1対1の状況では素早く機敏だ」と評価。その上でアジアカップ参戦の可能性について「そうなると不安だが、そういうこともあり得ると理解している」と、複雑な心境をのぞかせた。
なお奥抜は先月開催のカナダ戦とチュニジア戦でいずれも出番なし。本人は先月末、クラブ公式のインタビューで代表チームでプレーすることへの思いを語っている。
「森保一監督からは『これからもニュルンベルクでのパフォーマンスを見続ける』と言われました。もちろん、AFCアジアカップに日本代表として出場することは、僕の目標のひとつです。しかし、目標を達成するためには、少なくともニュルンベルクでコンスタントに良いパフォーマンスを発揮しなければならない。今はそのことに集中していますよ」
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