北海道コンサドーレ札幌は今月19日、明治安田生命J1リーグ第24節・京都サンガ戦で0-3と完敗。試合後、クラブOBのジェイ・ボスロイド氏が古巣批判を展開。MF三笘薫擁するプレミアリーグ(イングランド1部)ブライトンとの差を指摘した。
札幌は6月3日の柏レイソル戦を最後に白星から遠ざかっており、直近8試合で3分5敗。京都戦では前半40分にFW原大智のPKから先制ゴールを許すと、後半にはミスもありDF福田心之助とFWパトリックにゴールネットを揺らされた。
そんな古巣の戦いぶりに、ジェイ氏は落胆を隠せない。試合後にX(旧ツイッター)で「正直なところ、古巣のコンサドーレについて何と言ったらいいのか分からない」と切り出すと、「まったく進歩が見られない。進歩の片鱗すらない」と批判。
「私は札幌を去るとき、最後に『このクラブはトップ5で争うべきだ』と言った。DFの組織はショッキングで、失点数は常にリーグワーストだ」と、攻撃的なサッカースタイルを志向するミハイロ・ペトロヴィッチ監督のもとで、守備面の改善が見られないことを指摘している。
その札幌は、今年夏の移籍期間中にGKク・ソンユンやMF金子拓郎、FW中島大嘉らがチームを離れている。しかしジェイ氏は「(成績不振の)言い訳をするならば、選手がいなくなったということだろう。ブライトンを見てみろ、彼らはここ数シーズンで6人ほど選手を失っている」と投稿。選手の入れ替えが激しい中でも、昨季のプレミアリーグで上位争いを繰り広げたブライトンを比較材料にあげた上で、古巣札幌に厳しいメッセージを送った。
札幌を離れた後、何度もSNSを通じてプレースタイル等に警鐘を鳴らしてきたジェイ氏。J1で13位に低迷する古巣に再び奮起を促している。
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