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J1柏元監督ネルシーニョ「今年いっぱい休んで…」フロントの責任言及も

ネルシーニョ監督 写真:Getty Images

 今季途中まで柏レイソルを率いていたネルシーニョ氏は、数カ月間にわたりフリー。母国メディアのインタビューで今後のプランを語っている。

 ネルシーニョ氏はヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)、名古屋グランパス、ヴィッセル神戸、柏とJリーグ4クラブで指揮。柏監督時代には、2010シーズンにJ2優勝、J1昇格を果たすと、翌2011シーズンにJ1制覇。2012シーズンには天皇杯のタイトルを勝ち取っていた。また2019シーズンにもJ2優勝を果たしたが、2020シーズン以降は無冠。今季は開幕から公式戦9試合つづけて白星なしと、スタートダッシュに失敗。5月12日に行われたJ1第13節の横浜FC戦で敗れた後、柏指揮官を退任している。

 同氏は今月7日にブラジルのテレビ局『Cultura Paulista』で放送された番組に出演。監督業再開の可能性について尋ねられると、以下のようなコメントを残している。

 「およそ17年間におよぶ日本でのサイクルに終止符を打った。今年いっぱい休んで、その後はブラジル(のサッカー界)でまた仕事するかもしれない」

 なおネルシーニョ氏は柏監督退任直後、ブラジルメディア『Futebol Interior』のインタビューで「試合で結果が出ず、どうしようもない状況になりつつあった。サッカーは世界中どこでも同じで、結果が非常に重要だ。柏レイソルと日本でのキャリアを終えることが最善であると判断した」と、Jリーグ復帰の可能性がないことを明言。

 「5年間柏レイソルを率いたけど、最初の3年間は良かった。ただこの2年間は新型コロナの影響でクラブの財政が悪化して、重要な選手を失った。契約もうまくいかず、クラブにとって悪いことが起きたんだ」と、編成面に成績不振の原因があったと主張している。