伊藤洋輝にアヤックス関心か「17歳DFの控え」幹部に日本人選手獲得の実績

　元ジュビロ磐田所属選手の日本代表DF伊藤洋輝は、ブンデスリーガ（ドイツ1部）VfBシュツットガルト残留が濃厚とみられていた。しかし、ここに来てオランダ1部の強豪アヤックスへ移籍する可能性が現地で報じられている。

　伊藤は2021年6月に磐田からシュツットガルトへ移籍。海外挑戦1年目からレギュラーに定着すると、2022/23シーズンもセンターバックの主力選手としてブンデスリーガでほぼ全試合先発出場している。

　また伊藤にはナポリやトッテナム・ホットスパー移籍の可能性が報じられたものの、シュツットガルトのファビアン・ボールゲムートSD（スポーツディレクター）はシュツットガルトの地元紙『シュトゥットガルター・ナハリヒテン』のインタビューで「伊藤は我々の計画の中心的かつ不可欠な存在である。現時点では我々が彼を放出せざるを得ないようなことは一切考えていない」とコメント。同選手の放出に応じない姿勢を見せている。

　しかしオランダ紙『テレグラーフ』の報道によると、アヤックスは17歳でセンターバックを本職とするDFジョレル・ハトの控え候補として伊藤に関心を寄せているが、移籍金は1600万ユーロ（約25億円）にのぼる模様。アヤックスの関係者は、移籍金が高額だと判断した場合や伊藤がオランダ移籍を望まない場合に備えて、代替候補もリストアップしているという。

　アヤックスはオランダ1部リーグを28度制した強豪。昨季は首位フェイエノールトから勝ち点13差の3位と、今季のUEFAヨーロッパリーグ・プレーオフ出場を決めている。また同クラブのスベン・ミスリンタットFD（フットボールディレクター）は、かつてシュツットガルトのスポーツディレクターとして、MF遠藤航や伊藤ら日本人選手を獲得した実績を持っている。

　先日にはジュビロ磐田所属FW後藤啓介への関心も報じられたアヤックス。ミスリンタットFDのもと、日本人選手獲得が実現するか注目が集まる。