元鹿島アントラーズ所属選手の日本代表FW上田綺世は、ベルギー1部サークル・ブルッヘからMF守田英正所属ポルトガル1部スポルティングCPへの移籍が噂されている。しかしここに来て、リーグアン(フランス1部)RCランスも新天地候補に浮上。スタッド・ランス所属FW伊東純也との直接対決が実現するかもしれない。
上田は昨年7月に鹿島からサークルへ完全移籍し、サークルと2026年7月までの複数年契約を締結。加入当初は本職ではないトップ下でのプレーが続いたものの、昨年10月以降は前線でレギュラーに定着。海外挑戦1年目にしてベルギー1部リーグ戦で22ゴールをあげたほか、昨年のFIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)に参戦した。
一方スポルティングは、ポルトガル代表FWパウリーニョとポジション争い可能なストライカーの獲得を目指している模様。ポルトガル紙『レコルド』の報道によると、トップターゲットにコヴェントリー所属FWヴィクトル・ギョケレスを掲げているが、ギョケレス獲得失敗時の代替選手として上田をリストアップしており、ルベン・アモリム監督も上田獲得の方針を容認したという。
そんな中RCランスの専門サイト『Lensois』は28日、クラブの補強戦略を展望。同メディアはFWロイス・オペンダとFWアダム・ブクサに今夏退団の可能性があるとした上で、後釜として上田の獲得を予想。上田を2023/24シーズンのレギュラー要員として高く評価している。
RCランスは直近15シーズンにわたり、1部昇格と2部降格を繰り返していたが、2020/21シーズン以降はリーグアンの舞台で戦っている。また2022/23シーズンは首位パリ・サンジェルマンから勝ち点1差の2位で終了。2023/24シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ出場を決めている。
なお上田の今後については、ベルギー紙『Het Nieuwsblad』が「数日前に結婚式をあげたほか、軽い怪我に悩まされている。すぐにはサークルのプレシーズントレーニングに合流できないだろう」と伝えている。ステップアップ移籍が期待される中、正式オファーが届くか注目が集まる。
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