スコットランド1部セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督には、以前からプレミアリーグ(イングランド1部)トッテナム・ホットスパー行きが噂されている。同監督がFW古橋亨梧やMF旗手怜央ら日本人選手を指導しているだけに、現地では日本人選手がトッテナムに移籍する可能性についても報じられている。
英メディア『ブースルーム』は先月、ポステコグルーがトッテナム監督に就任した場合、セルティックから引き抜く可能性のある選手として、古橋、旗手、FWジョタを指名。
古橋について「セルティックは今シーズン、スコットランド1部リーグで114ゴールという驚異的な数字を叩き出し、タイトルを獲得している。そして、そのゴールの大半を占めているのが古橋だ。彼は49試合に出場して33ゴールを挙げ、スコットランドリーグ年間最優秀選手賞にふさわしい活躍を見せた」と紹介。
トッテナム所属FWハリー・ケインの去就が不透明であることに触れた上で、「トッテナムはケインの長期的な後任について考え始める必要がある。古橋はトッテナムがターゲットとする通常の選手像ではないかもしれない。トッテナムはケインが退団した場合、若いストライカーを獲得することを優先するかもしれない」
「しかしポステコグルー監督のもとでの古橋の得点能力は驚異的であり、指揮官のプレースタイルに非常にマッチしていることが証明されている」と見解を述べている。
また旗手については「今シーズンこの日本人選手は44試合に出場し20ゴールに関与するなど、セルティックの中心選手として卓越している。25歳という若さで、今シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ、特にレアル・マドリード戦で目を見張るようなパフォーマンスを発揮した」
「もちろんトッテナムは中盤にクリエイティブな選手を切実に必要としている。レスター・シティのジェームズ・マディソンの獲得も視野に入れているが、旗手はプレミアリーグという最高レベルでプレーするのに必要なクオリティを兼ね備えている」と綴っている。
トッテナムは今季プレミアリーグで18勝6分14敗。来季UEFAヨーロッパリーグ(EL)出場圏内の6位ブライトンから勝ち点2差の8位と、EL出場権を逃してシーズンを終えている。
またトッテナムは今年3月にアントニオ・コンテ監督を解任。アシスタントコーチを務めていたクリスティアン・ステッリーニ氏が今季終了後まで指揮することになっていたが、そのステッリーニ氏もわずか1か月で解任。今季終了までの残り期間は、ライアン・メイソン氏が暫定指揮を執っていた。
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