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浦和・興梠慎三蹴られるもPKなし…川崎戦主審に批判集中「VARの意味ない」

浦和レッズ FW興梠慎三 写真:Getty Images

 浦和レッズは23日に行われた明治安田生命J1リーグ第9節で、川崎フロンターレ相手に1-1と引き分け。後半にFW興梠慎三がDF高井幸大に足を蹴られてVAR(ビデオアシスタントレフェリー)が介入したにもかかわらず、浦和にPKを与えなかった主審の判定に批判が集中している。

 問題視されているのは、後半25分のシーンだ。ペナルティエリアで高井がボールの処理を誤ると、こぼれ球に興梠が反応。高井がとっさにクリアしようとして右足を振ったが、この右足が興梠の左脚裏を直撃。興梠がエリア内で倒れた。

 この場面では、高井のファウルによりPKの可能性があるとしてVARが介入。しかし主審はOFR(オンフィールドレビュー)を行わず、ノーファウルと判定し試合を再開した。

 するとこのシーンが瞬く間にツイッター上で拡散。浦和サポーターを中心に多くのサッカーファンから「明らかにファウル」、「VARの意味がない」、「VARで確認した上で、なぜPKなしと判定したのか説明してほしい」、「PKなしという判定は理解できない」と主審の判定に対する批判や疑問が噴出。DAZN制作『Jリーグジャッジリプレイ』でのピックアップを求める声も上がっている。

 また「はっきりと足を蹴っている」、「カンフーキックじゃん」と高井のプレーに対する言及も数多く見られる。ただ一方で「高井がキックモーションしてるところに興梠の足が伸びてきてるから、PKなしでも理解はできる」といったイニシエイト(接触が起きる原因を意図的に作る行為に対する反則)に該当するという指摘も飛んでいる。

 なお浦和は川崎戦でのドローにより5勝2分2敗。首位ヴィッセル神戸から勝ち点2差の4位につける中、今月末から来月はじめにかけてAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝のアル・ヒラル戦2試合に臨む。