日本代表MF原口元気(31)は先月30日、ブンデスリーガ(ドイツ1部)ウニオン・ベルリンからVfBシュツットガルトへ完全移籍。加入直後から結果を残していることにより、現地メディアが同選手を高く評価しているほか、カタールW杯日本代表MF遠藤航(29)との連携面の良さも指摘している。
原口元気はVfBシュツットガルト加入翌日のカップ戦で途中出場すると、その後はリーグ戦3試合つづけてスタメン出場。今月18日のケルン戦では前半9分に先制ゴールをアシストするなど、チームの勝利に大きく貢献している。
するとドイツ紙『メルクーア』は「原口元気のおかげで、VfBシュツットガルトは必要なエネルギーを取り戻した」と見出しをうち、同選手の加入効果を特集。直近4試合の内容を分析するとともに「原口元気は中盤センターでキャプテンの遠藤航とともに疲れを知らない働き者として奮闘している」
「ケルン戦ではあらゆるプレーに身を投じた。強烈なタックルを見せ、的確なポジショニングにより相手ストライカーへのパスをカットした。彼の闘う姿勢こそが、VfBシュツットガルトに安定感をもたらす」と、同選手を称えている。
また『メルクーア』はVfBシュツットガルトサポーターの反応も紹介。SNS上で「原口元気は100%献身的で、チームにとって素晴らしい補強だ」、「原口元気と遠藤航の中盤は、闘志に満ちている。見ていて信じられないほどかっこいい」といったポジティブなコメントが多く見られているという。
なお『ビルト』は先日、原口元気獲得でVfBシュツットガルトの支払った移籍金が60万ユーロ(約8400万円)であると報道。財政面で問題を抱える中、安価での新戦力獲得を実現したクラブ幹部の手腕を評価する声が上がっている。
VfBシュツットガルトはケルン戦でリーグ戦7試合ぶりとなる白星を飾っている。2部入れ替え戦圏内の16位VfLボーフムと勝ち点「19」で並ぶ中、現地メディアやサポーターはブンデスリーガ残留へのキーマンとして原口元気に大きな期待を寄せている。
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