かつて元ガンバ大阪所属FWウェリントン・シウバ(29)や元柏レイソル所属MFドッジ(26)とチームメイトだったブラジル1部フルミネンセ所属のFWカイオ・パウリスタ(24)は、Jリーグ移籍の可能性が伝えられていた。しかし23日になって、同選手のブラジル国内移籍がほぼ確実となっている。
身長184cmで左利きのカイオは、2020年1月にブラジル2部トンベンセFCからフルミネンセへ移籍。加入1年目は両ウイングでウェリントン・シウバらとのポジション争いで後れをとり、ブラジル1部リーグでわずか3試合の先発出場にとどまっていた。しかし2021年9月からレギュラーに定着すると、2022シーズンから左サイドバックに転向。リーグ戦17試合に先発出場していたが、10月中旬以降は7試合つづけて出番がなかった。
フルミネンセの専門サイト『NETFUL』は昨年12月下旬に「カイオには以前から中東や日本国内のクラブが関心を寄せている。今後数週間以内にオファーを提示するだろう」と報じていた。
しかし『グローボ』をはじめ複数のブラジルメディアは23日に「ブラジル1部サンパウロは、レンタル移籍によりカイオを獲得することでフルミネンセと合意に達した」と報道。これによると、レンタル料は50万レアル(約1200万円)であるほか、買い取りオプションも付帯しているとのこと。選手本人は今週中にもサンパウロに合流するという。
なおサンパウロは2022シーズンのブラジル1部リーグを9位で終了。今オフはアトレチコ・ゴイアニエンセから元V・ファーレン長崎所属FWウェリントン・ハット(30)を獲得している。
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