明治安田生命J1リーグ・ヴィッセル神戸からブラジル2部クルゼイロへレンタル移籍していた元U20ブラジル代表FWリンコン(21)は、ブラジル国内他クラブへの移籍を模索しているほか、ヴィッセル神戸復帰に否定的な考えを持っているようだ。4日、ブラジルメディア『Somos Fanaticos』が伝えている。
同選手は今年8月にクルゼイロへ加入したが、ブラジル2部リーグ13試合中4試合の先発出場で1ゴール。クラブが1部昇格を果たす中、ベンチ要員に甘んじていた。そのため現地ではクルゼイロの来季構想から外れたため、ヴィッセル神戸復帰が濃厚と伝えられていた。
ただ『Somos Fanaticos』の報道によると、すでにブラジル国内の複数クラブがリンコンに関心を寄せているほか、ブラジル1部ゴイアスが同選手獲得にむけて来週にも交渉を開始するとのこと。選手本人はクルゼイロで構想から外れた後も、ブラジル国内に滞在しているという。
また『Somos Fanaticos』は同選手の意向について「リンコンはヴィッセル神戸の来季構想に含まれているにもかかわらず、自分自身の実力を証明するためにもブラジル国内でのプレー続行を望んでいる」と綴っている。
なおヴィッセル神戸とリンコンの契約内容については「年俸80万ドル(約8300万円)による3年契約、2年間の契約期間延長オプション付き」と報じられている。またヴィッセル神戸はリンコン獲得により、CRフラメンゴに移籍金やボーナスなど総額300万ドル(当時約3億3000万円)を支払ったとみられている。
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