横浜FM、神戸とブラジル代表GKの争奪戦展開か。市場価値5億円と報道も

　明治安田生命J1リーグ・ヴィッセル神戸は、GK飯倉大樹（36）が契約満了により退団。ブラジル1部CRフラメンゴにブラジル代表GKウーゴ・ソウザ（23）獲得オファーを提示したと伝えられているが、欧州クラブのみならず横浜F・マリノスもヴィッセル神戸との争奪戦に加わっているようだ。4日、ブラジルメディア『O Futbolero Brasil』が伝えている。

　身長199cmのウーゴ・ソウザは2018年8月、当時プロ経験がないにもかかわらずブラジル代表に招集されると、2019年にCRフラメンゴのトップチームへ昇格。2020シーズン途中から正守護神を務めていたが、昨季はブラジル1部リーグでわずか8試合の出場にとどまっていた。また今季は開幕から10試合つづけてフル出場も、6月以降はバックアッパー要員へ降格。それでも10月下旬から再び出場機会を確保してシーズンを終えていた。

　そんなウーゴ・ソウザの去就についてブラジルメディア『terra』は先週に「ウーゴ・ソウザは今冬退団でCRフラメンゴと同意しており、選手本人も移籍を望んでいる。ただ現時点では去就不透明だ」とリポート。

　ヴィッセル神戸が買い取りオプション付きレンタル移籍での獲得オファーを提示しているほか、ポルトガル1部エストリルや日本代表DF菅原由勢（22）擁するオランダ1部AZアルクマールも獲得を打診しているという。

　そんな中『O Futbolero Brasil』は、ヴィッセル神戸やエストリルにくわえて横浜F・マリノスやポルトガル1部FCファマリカンも同選手に強い関心を寄せていると報道。ただオファーの有無については触れてない。

　またブラジルメディア『Bolavip』は、ウーゴ・ソウザの市場価値が350万ユーロ（約5億円）であると主張。ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』は、同選手とCRフラメンゴの契約期間が2025年12月までであると紹介している。飯倉大樹にかわる守護神の獲得を目指すヴィッセル神戸だが、欧州クラブのみならずJリーグクラブとの獲得レースにも巻き込まれている。