明治安田生命J1リーグ・川崎フロンターレは、今季までブラジル2部ロンドリーナECに所属していたブラジル人FWドウグラス・コウチーニョ(28)の獲得にむけてオファーを提示したようだ。18日、ブラジルメディア『グローボ』が報じている。
同選手は昨年9月から4か月にわたる無所属期間をへて、今年1月にロンドリーナECへ加入。前線や右サイドなど複数ポジションで起用される中、今季はブラジル2部リーグで31試合に先発出場して7ゴールをマーク。主力選手として活躍していたが、契約満了により今季限りでのロンドリーナEC退団が決まっている。
コウチーニョの去就については川崎フロンターレと選手サイドが合意間近であると、ブラジル国内のラジオ局『Paiquere 91.7』が先月27日に報じていた。
すると『グローボ』は「コウチーニョの代理人が、川崎フロンターレやサウジアラビア1部アル・シャバブ・リヤドを含む複数クラブからオファーが届いていることを明かした。ブラジル国内や他国からもオファーがあった」とリポート。オファーの内容には触れていないものの、水面下がし烈な争奪戦が繰り広げられている現状を伝えている。
コウチーニョ本人は今月はじめに『グローボ』のインタビューで「僕は今年はじめから多くの試合でプレーして、チームのために戦ってきた。給料の支払いが遅れる中で、一生懸命頑張ったんだ。ただ、こんな状況だとプレーするのは厳しいし、(ブラジル1部昇格の可能性が消滅した)クラブの状況を踏まえると、なおさら難しいよ」と、ロンドリーナECに対する不満を暴露。ブラジル国内では、ロンドリーナECによる給与支払いが3カ月近くも遅延していると伝えられていた。
なお『Paiquere 91.7』は、コウチーニョが元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアン(33)の後釜という位置付けになるとの見方を示していた。ただブラジル1部SCインテルナシオナルの専門誌『Revista Colorada』は今月14日に「ダミアンは以前からSCインテルナシオナル復帰が噂されているが、この冬に復帰する可能性はほとんどない」と報じている。
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