セルティック所属のMF旗手怜央には、以前から移籍の可能性が取りざたされている。そんな中、アンジェ・ポステコグルー監督がセルティック所属選手の放出計画について語った。4日、英紙『デイリーレコード』が指揮官の言葉を伝えている。
旗手怜央は昨年12月に川崎フロンターレからセルティックへ完全移籍。セルティックとは2026年6月までの4年半契約を結んでいる。ただ同選手の去就については今年9月、『デイリーレコード』がセルティック史上最高額に匹敵する移籍金2500万ポンド(約40億円)での放出が可能と主張している。
また現地ジャーナリストのピート・オルーク氏も「セルティックは少なくとも来年の夏まで、旗手怜央や他のトッププレイヤーを確保しようとするだろう。だが、来年1月から夏の間に彼へのオファーが来るかどうかは、見守るしかない」と今季終了後の移籍を予想。英メディア『Give Me Sport』は、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でのプレーにふれた上で「来年1月の移籍市場で多くのクラブから関心を寄せられる可能性がある」と綴っている。
そんな中、ポステコグルー監督は4日の会見で来年1月の現有戦力放出の可能性を問われると「このようなことに対しては、オープンでなければならない。個人にプレッシャーをかけたり、私たちが強制的に選手を追い出したりするのではなく、タイミングが合えば、自然とそうなるものなんだ」
「(現有戦力の放出について)我々はすでに計画を立てている。なのでもしタイミングが合えば、我々としては誰かを手放すことは恐れないんだ」と持論を展開している。
これにくわえて、アヤックスをはじめCL出場クラブが新戦力獲得と現有戦力の放出を繰り返していることにも言及。CL参戦により複数選手に関心が寄せられている現状について質問を受けると「UEFAチャンピオンズリーグで好成績を収めている、我々と同規模のクラブを見てみると、彼らは何をしているのか?選手を育て、売り、より良い選手と入れ替えている」
「そうしたサイクルが我々の成長であり、プロセスの一部。決して恐れているわけではない。我々も成長するためには、そうしなければならない。もっといい選手を連れてくるために、資金が必要なんだ」と、CL出場をきっかけに現有戦力の入れ替えを行う可能性を示唆した。
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