明治安田生命J1リーグ・柏レイソルからブラジル1部ゴイアスへレンタル移籍中のブラジル人FWペドロ・ハウル(25)が今月7日、ブラジル『Radio Grenal』のラジオ番組で自身の去就について語った。
ペドロ・ハウルは柏レイソルで構想外となり、今年1月末にゴイアスへレンタル移籍。今季ブラジル1部リーグでここまで27試合中24試合に先発出場し、15ゴールをマーク。ブラジル1部リーグの得点ランキング首位に立っているほか、ブラジル代表のチッチ監督から高評価を受けている。
同選手については、ブラジルメディア『Esmeraldino』は今年7月上旬、名古屋グランパスが同選手獲得にむけて柏レイソルに移籍金250万ドル(約3億4000万円)のオファーを提示したと報道。
また8月にはリーグアン(フランス1部)オセールやセリエA(イタリア1部)クレモネーゼ、ブラジル1部アトレチコ・ミネイロからの関心が伝えられていた。しかし選手本人はブラジルメディア『グローボ』のインタビューで、欧州2クラブからのオファーを拒否したことを明かしている。
さらに先月中旬にはブラジル紙『O DIA』が「コリンチャンスは1800万レアル(約5億円)のオファーを提示しており、現在は柏レイソルからの返答待ちである。柏レイソルは少なくとも1500万レアル(約4億2000万円)の支払いを求めている」と、コリンチャンスと柏レイソルによる交渉の進展具合を報じていた。
そんな中ペドロ・ハウルは『Radio Grenal』に出演した際、自身の将来について「柏レイソルとの契約は残っているけど、復帰するつもりはないね。ブラジルでプレーを続けて、自分のキャリアをさらに飛躍させたいんだ」と、柏レイソル復帰を望んでいないことを明言。
「僕の代理人はすでに交渉を始めているし、柏レイソルも売りたがっている。年末までに良い取引ができるように信じているよ」と交渉が進んでいるという報道の一部が事実だと認めている。
なおブラジル国内メディアの報道によると、柏レイソルと同選手の現行契約は2024シーズン終了後までであるほか、柏レイソルは昨年1月の獲得時にボタフォゴFRに移籍金1070万レアル(約2億3000万円)を支払っているとみられる。
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